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  1. 伊豆の国市議会 2020-12-03
    12月03日-04号


    取得元: 伊豆の国市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-22
    令和 2年 12月 定例会(第4回)          令和2年第4回(12月)伊豆の国市議会定例会議事日程(第4号)                     令和2年12月3日(木)午前9時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(16名)     1番  井川弘二郎君     2番  青木 満君     3番  高橋隆子君      4番  森下 茂君     5番  笹原惠子君      6番  鈴木俊治君     7番  久保武彦君      8番  八木基之君     9番  二藤武司君     10番  内田隆久君    11番  小澤五月江君    12番  梅原秀宣君    13番  柴田三敏君     14番  三好陽子君    15番  田中正男君     16番  古屋鋭治君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長      小野登志子君   副市長     渡辺勝弘君 教育長     内山隆昭君    市長戦略部長  西島 功君 まちづくり         西島和仁君    総務部長    鈴木雅彦君 政策監 危機管理監   神田 稔君    市民福祉部長  山口和久君 福祉事務所長  吉永朋子君    経済環境部長  天野正人君 観光文化部長  公野克己君    都市整備部長  守野充義君 会計管理者   柳本加代子君   教育部長    佐藤政志君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長  高橋博美     議会事務局次長 鈴木朋宏 議会事務局係長 西島裕也     書記      長谷川健也 △開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(古屋鋭治君) 皆さん、改めまして、おはようございます。 ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまから令和2年第4回(12月)伊豆の国市議会定例会を再開いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の一般質問は4名で、1番目は内田隆久議員、2番目は二藤武司議員、3番目は高橋隆子議員、4番目は小澤五月江議員の順となっております。 本日の一般質問は、昨日に引き続きFMいずのくにラジオによる生中継となります。 一般質問を行う際、壇上からの発言につきましては、通告の内容から逸脱しないようお願いいたします。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(古屋鋭治君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(古屋鋭治君) 日程第1、一般質問を行います。 申合せにより再質問は一問一答方式であり、質問時間は再質問を含めて40分以内とされておりますが、本定例会におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としまして、質問時間を30分以内としております。通告時間内でお願いをいたします。 なお、質問の残時間につきましては、議場の残時間表示計に表示され、終了3分前と1分前にはベルによりお知らせをいたします。 これより順次質問を許します。--------------------------------------- △内田隆久君 ○議長(古屋鋭治君) まず最初に、10番、内田隆久議員の発言を許可いたします。 10番、内田議員。     〔10番 内田隆久君登壇〕 ◆10番(内田隆久君) 皆さん、おはようございます。 議席番号10番、内田隆久です。 発言通告書に基づきまして、一般質問を始めます。 1、公共施設の統廃合について。 公共施設再配置計画は平成30年3月に作成され、合併特例債の総額197億円のうち68億円が公共施設再配置計画に使用されます。その期限は令和7年度までとなっています。以下の大規模改修について伺います。 (1)大仁東体育館野外活動センターの改修目的と内容は。 (2)特例債の財源の裏づけのある広瀬公園の今後の改修計画は。 (3)ウィズコロナ社会下での公共施設再配置計画の見直しは。 2、令和3年度予算編成方針について。 市長より示された令和3年度予算編成方針について以下のとおり伺います。 (1)方針に示された、市の歳出抑制の基本方針に即したものとは、具体的には何か。 (2)2022年、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を活用した地域振興策とは。 ①地域振興策の内容とその成果目標は。 ②運慶の仏像の活用についてはどう考えるか。 ③県やゆかりの地との連携は。 ④費用対効果と財源は。 (3)令和元年度決算時点での市債219億円の償還について説明がされない中、中期財政計画も示さず、これからどのように予算を説明するのか。 3、骨格予算について。 市長選挙が行われる年は、政策的判断ができにくいため、義務的経費や継続的事業を中心に計上し、政策的な新規事業は計上せずに予算編成する、いわゆる骨格予算という考え方を採用している自治体が全国で幾つかあります。 令和3年4月には、市長選挙が行われます。 伊豆の国市の令和3年度予算は、大型事業の償還がある中、コロナ禍で歳入不足となって、基金の取崩しや起債に頼ることになることが明らかです。また、新しい生活様式の社会に移行するための大きな政策の方針転換が必要で、市政運営の全ての事業において見直しが必要となります。 以上の観点から、令和3年度予算を骨格予算とすべきと考えますが、市長の見解は。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、これより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 皆様、おはようございます。 一般質問3日目でございます。今日もよろしくお願いいたします。 内田議員のご質問にお答えいたします。 初めに、1、公共施設の統廃合についてでありますが、ご質問の前提部分に少し誤解されている点があるようですので、説明させていただきます。 先ほど、内田議員から、「合併特例債の総額197億円のうち68億円が公共施設再配置計画に使用される」との発言がありました。 これは、令和元年10月の議会全員協議会中期財政計画について説明した際、「公共施設再配置計画でこの計画(中期財政計画)上、実施想定されている施設名と事業費、その内容は」というご質問をいただきました。事業費として68億4,900万円を想定している旨を回答したことをおっしゃっているものと思われます。 その中期財政計画は、合併支援策である合併特例債の発行期限が令和7年度を迎える中、財政の見通しを把握するとともに、予算編成に当たっての財政規律を確保するために策定したものであり、中期財政計画で見込んでいる68億円の事業の実施や予算措置を決定したものではございません。 さて、ご質問の(1)です。大仁東体育館野外活動センターの改修目的と内容についてであります。 中期財政計画で想定している68億円のうち約31億円は、建設から30年が経過し、再配置計画の中期から後期に再配置を検討している施設のうち、大規模改修を実施していない施設の改修費用を積み上げたものであります。 また、施設ごとの改修費用の算定は、該当施設の延べ床面積に、総務省の公共施設等更新費用試算ソフトの単価を乗じて算出したものであります。 大仁東体育館野外活動センターが具体的にどのような改修が必要なのか、必要な費用はどのくらいなのかを把握した上で積み上げたものではありませんので、事業費を想定した時点においては、改修目的や内容が決定しているものではありません。 次に、(2)です。特例債の財源の裏づけのある広瀬公園(後期計画)の今後の改修計画についてであります。 (1)でご説明したとおり、合併特例債事業に含めてあるとはいえ、広瀬公園プールを大規模改修することが予算上決定されているものではありません。 昭和55年に開園した広瀬公園プールは、少子化やレクリエーションの多様化により、利用者が減少傾向にある一方、毎年の維持管理に加えて、多額の修繕が必要な状況となっております。 そこで、今年度、広瀬公園プールの在り方を検討するため、15歳以上を対象とした市民アンケートや、10歳から15歳までを対象とした利用者アンケートを実施し、検討を行っております。この市民アンケート結果では、存続を望む方が51%であり、また、利用者アンケートでは、52%の子供が年に1回以上は利用しているという結果で、市民のニーズは半数以上に上ることが確認されました。 しかし、財源不足が年々拡大の一途をたどっている財政状況や、加えて、新型コロナウイルス感染症拡大などを考慮すると、再配置計画で示した令和18年から令和27年までの後期において、長岡温水プールとの機能統合を図るとした計画は見直しせざるを得ないと考えております。 見直しに当たっては、市民ニーズも半数以上あるため、早期に廃止ということではなく、安全に支障のない範囲で改修を実施し、コロナウイルスによる利用者減少などの影響を見極めながら、計画の見直しを進めていきたいと考えております。 次に、(3)です。ウィズコロナ社会下での公共施設再配置計画の見直しについてであります。 公共施設再配置計画の計画期間は、平成28年度から令和27年度までの30年間という長期にわたる計画ですので、計画策定時点では想定していなかった社会情勢の変化や計画の進捗状況等により、計画の見直しは必要となると考えております。新型コロナウイルスの蔓延は、財政面だけではなく、公共施設の利用方法や利用形態に影響を及ぼすものであり、ひいては施設の在り方にも関わる問題でありますので、公共施設の在り方や再配置計画の見直しについて検討する必要があると考えております。 次に、2です。令和3年度予算編成方針についてのうち(1)です。市の歳出抑制の基本方針についてであります。 特段、新たに基本方針を定めたものではなく、この令和3年度予算編成方針の中において、本市の財政状況や今後の見通しを踏まえ、歳入額に見合った歳出規模に抑制していくという考え方を表現したものであります。 次に、(2)です。2022年、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を活用した地域振興策についてのうち、①です。地域振興策の内容とその成果目標についてであります。 まず、地域振興策につきましては、義時公のことを知り、その偉業をたたえ、誇りに思うことによる郷土愛の醸成をするため、市民講座や学校での総合学習などの学びの場を増やす取組を行います。 交流人口の拡大による観光、商工、農業をはじめとする様々な分野における地域経済の活性化を行うための取組等を、ドラマ放送後につながるように行っていきたいと考えております。 成果目標でありますが、郷土愛の醸成につきましては、多くの市民が義時公のことを誇りに思い、自慢できるようになること。地域経済の活性化につきましては、地域の方が、大河ドラマを契機に地域がにぎわっていると実感することではないかと考えております。 大河ドラマ館の入場者数の目標につきましては、最低30万人を目標としていきたいと考えております。 次に、②です。願成就院にある運慶の仏像の活用についてであります。 願成就院は、義時公の父親である北条時政公が建立したものとされており、国宝である5体の仏像を有する本市の宝であります。今までも多くの来訪客がありましたが、今回の大河ドラマにおいてさらに多くのお客様が訪れ、脚光を浴びるスポットの一つになると思われます。 次に、③です。県やゆかりの地との連携についてであります。 八木議員の一般質問でもお答えいたしましたが、11月18日に県の主導により、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ゆかりの地伊豆・富士山周遊促進連絡協議会が設立されました。 この連絡協議会は、東部20市町、20の観光団体、23の商工団体、交通事業者や旅行事業者、金融機関及び静岡県の合計82団体により構成され、「鎌倉殿の13人」の放送を契機に、県東部及び伊豆の魅力発信等を通じて、広域周遊を促進し、交流人口拡大による地域の活性化等を連携して行うこととなっております。 次に、④です。費用対効果と財源についてであります。 大河ドラマの放送による費用対効果でありますが、費用という面では、大河ドラマ館に関するものや北条ゆかりの地の周遊促進に関するもの、機運醸成に関するものなど、様々な費用が想定されています。 この費用に対する効果でありますが、大河ドラマ館を設置し、この地を訪れる目的ができた場合は、来訪される方の数は数十万人を下らないと想定しており、来訪された方を周遊や宿泊に導くことができれば、その効果はさらに大きくなるものと考えています。 大河ドラマに関する財源についてですが、大河ドラマ館に関しては、市からの交付金とドラマ館の入場料の一部を充てる予定であります。その他の事業にかかる費用につきましては、市の一般財源と、県の補助金等の特定財源があるものは、これらを活用して賄っていきたいと考えております。 次に、(3)です。地方債償還と予算説明についてであります。 地方債は、償還年数や借入利率によって、将来の年次ごとの返済額が定まりますので、借入残高である219億円に関する年次ごとの返済額は、変動利率のものを除いてほぼ確定しております。しかしながら、将来の公債費については、今後の借入額により増減するなど、あくまでもシミュレーション上の見通しになります。この償還シミュレーションにつきましては、決算が確定した際や当初予算が編成された際に、その都度、時点修正させていただいているところであります。 なお、公債費に関しましては、その年度ごとの返済額が大きくなれば、義務費として当該年度の予算編成を難しくすることになりますので、その点につきましても十分留意し、予算編成に当たっては総合的に慎重な判断をしてまいります。 次に、3、骨格予算についてであります。 骨格予算につきましては、選挙時期の関係から政策的な判断ができにくいなどの理由により、採用している自治体があることは承知しております。 当市では、これまでの市長選挙を控えた次年度当初予算において、骨格予算編成とした事例はありません。 その時々の市長の考え方によるところと認識しておりますが、当市の場合、予算の大部分がこれまでも継続して実施している事業であり、市民生活への影響を勘案すると、その大部分が当初予算に含まれるべきと考えております。 一方、新たな政策的経費として、例えば、大河ドラマを活用した地域振興施策につきましては、放送開始時期を考慮すると時間的な余裕はなく、当初予算に計上した上で、その執行については選挙後に判断することが得策と考えております。 また、コロナ禍を踏まえた政策にあっても、市長選挙後の肉づけ予算を待つ余裕はなく、現時点で行政を預かる市長の責任として、しっかりと当初予算を編成してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 市長答弁が終わりましたので、これより10番、内田隆久議員の再質問を許可いたします。 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) それでは、公共施設の再配置計画の関係から質問させていただきたいと思います。 合併特例債の総額が197億円で、そのうち公共施設再配置計画に使うのが68億円ということで、お手元に参考資料をお配りしてございますが、矢印が1つのやつと、矢印が3つのページがあるんですが、矢印が1つのほうのページは、令和元年10月24日の全員協議会で市長戦略部財務課から説明された資料で、先ほど申し上げた、真ん中あたりに、参考として、借入額、合併特例債発行可能額197億3,010万円があって、矢印のところを御覧いただきたいと思いますが、そのうち公共施設の再配置計画に使う68億4,900万円。それで、その上の段にいきますと、その他、大規模改修費のうちのその他施設として31億7,200万円ということになっております。 その裏のページに移っていただいて、一番下の合計のところが31億7,290万円になっております。これは、令和2年10月30日の総務観光建設委員会の資料で、市長戦略部の公共施設整備推進課から出されています。 矢印に描いてある、3つありますけれども、今日は3点について質問をするわけですけれども、大仁東体育館野外活動センター、広瀬公園、そういうふうなことについて質問させていただきたいと思います。 最初に、大仁東体育館は1億5,920万円、野外活動センターが4億7,060万円、合わせて6億3,000万円の事業費が想定されていますが、これから5年間でどのように改修を進めていきますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 今後5年間の改修予定ということでありますが、こちらのまず、野外活動センターにつきましては、昨年の9月の議会でもご説明をしましたけれども、韮山にありました文化財収蔵庫、こちらのほうを野外活動センターの2階、3階部分に倉庫として改修を行ったということがありまして、当初、こちらの野外活動センターにつきましては、宿泊施設への改修等も含めて考えていたということがありますが、実際こちらのほうが倉庫ということで使用することになりましたので、宿泊施設への改修というのは行わないということになります。そういったことで、今後5年間につきましては、野外活動センターにつきましては、修理が必要、そういったところについて改修をしていくということで、大規模改修は考えておりません。 それから、大仁東体育館のほうでございますが、こちらのほうにつきましても耐震の基準に達していなかったため、平成26年、こちらで国の補助金のほうがつきましたので、平成27年度に繰越しをして、平成27年度に耐震の工事を既に行っております。そういったことで、大仁東体育館につきましても、トイレ等が古くなっておりますので、そちらのほうの改修は今後したいと考えておりますけれども、それ以外については部分的な改修、補修工事をするということで、こちらも大規模改修を考えてはおりません。 以上になります。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 大規模改修はしないということですが、公共施設の再配置計画においては民間主体で行っていくということで書かれていますけれども、そうしますと、そういう民間委託をやっていかないで、市のほうで使っていくということでよろしいでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。
    ◎教育部長(佐藤政志君) 現在のところは当初予定していた使い方とは異なってきましたので、今のところは民間のほうにということは考えておりません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 再配置でなぜ民間のほうに委託するかという理由は、令和2年度予算を見ると、大仁東体育館の収入は約20万円です。それで支出が70万円。野外活動センターのほうは、収入が18万円で支出が456万円あるわけです。これは両方持ち出しになっているから、民間委託して何とかしようということだったと思うんですが、そこら辺の財政的な考え方についてはどうなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 今、内田議員よりご指摘がありましたとおり、確かに大仁東体育館、それから野外活動センターについては、やはり改修とか、そういった部分で費用がかさんでいることから、マイナスという現状がございます。こちらのほう、民間委託も含めて考えていくということも今後再び検討はさせていただきますけれども、今のこのマイナスにつきましては、施設を維持していくということで、現状かかるというようなことで、こちらの何とか収入を増やしたいというようなことは考えてはいきますけれども、ちょっとこちらのほうのマイナスについては、現状、今明らかにこれを解消できる手だてというのはないということで、今後、そちらのほうを解消していく手だてを考えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 具体的にどうされるのか分かりませんけれども、当初は、私が申し上げているのは、公共施設の再配置の中で、合併特例債を使って、令和7年までに民間委託をやるということでこの計画があったわけですね。それがやらないとなると、どのように具体的にマイナスを解消していくという考えなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 誠に申し訳ございませんが、今のところ、そちらのマイナスを直ちに解消できるような方策が今ないので、そちらのほうは今後も検討を続けていきたいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) これ、全国的にやはり子供の数が少なくなってきて、廃校というのが出てきて、廃校を民間活用した成功事例というのがたくさんあって、例えば、千葉の鋸南町では、民間を入れて道の駅にして、年間60万人、人を集めて、指定管理をやっているわけですけれども、逆に持ち出しでなくて、公共施設等も使いながら、お金が市に入ってくるというふうなことをやっているところがあるわけですよね。だから、僕は当初、公共施設の再配置で民間委託という話が出たんだと思うんですが、その点の基本的な方針を変えるということなんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 基本的な考えを変えるということではありません。 当然、今、手だてについてはないと申し上げましたけれども、内田議員が言われるように、民間委託によってそこの部分が回収されて、収入のほうが上回ることが一番望ましいと思われますので、そちらについては引き続き検討を続けたいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 市長、答弁をお願いいたします。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁者、市長。 ◎市長(小野登志子君) お答えをいたします。 各地、いろいろな形で再利用をしているということはよく見かけております。もちろん、あの時点におきましては、民間委託という形を進めていきたいという方向であったことは確かでありますし、これからもできればそのように進めてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 市長、民間委託をやるのはあと5年しかないんです、合併特例債を使って。これ、今からスタートしないと、民間委託なんかできないと思うんですが、その点いかがですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 先ほど言いましたように、野外活動センターについては、文化財の収蔵庫という形の中で一部考えました。その中で、私のほうも教育委員会とともに今後の野外活動センターの在り方については協議させていただきました。ただ、文化財の収蔵庫のほうを優先するという、まず第一義があったということと、今後につきましては、残された施設並びに炊飯施設並びに体育館、それからグラウンドを使った形の中で、可能な限り今言ったような部分を模索していく、検討するということにつきましては、期間が残されている部分が少ないのではございますが、ただ、その中でも、仮にその中でできなければ、もう少し具体的に、経費もかけない方法の中で何ができるのかということも、十分所管と検討していきたいと思っています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 引き続き、市長。 ◎市長(小野登志子君) ただいま、内田議員の「あと5年しかない、早くやりなさい」という、大変心強く思っております。お互いに頑張りましょう。よろしくお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) それでは、次の質問に移ります。 広瀬公園プールの関係なんですが、ご回答いただきました確認をちょっとさせていただきますと、早期に廃止でなく、安全に支障のない範囲で速やかに改修する。そして、コロナの影響を見極めて、後期計画という計画を見直しするということでよろしいでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(守野充義君) 今、内田議員がおっしゃったとおり、安全に支障のない範囲で改修をして、今後も運営していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 広瀬公園プールを改修するということですので、来年の夏には広瀬公園プールが使用できるようになるということでよろしいでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(守野充義君) 来年度につきましても、夏休み期間中の運営になるかと思いますが、例年どおりやっていきたいとは思ってはいるんですが、コロナの当然影響を見極めながら、コロナ対策、こういったものを考えながら、利用者の制限なども検討しながら運営していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) ありがとうございました。 広瀬公園プールができるようになれば、今まで利用されていた延べ1万人の人が喜ばれると思います。 次の質問に移ります。 ウィズコロナ社会での公共施設再配置計画の見直しはということなんですが、当初、私、10月30日の委員会の中で基本的に公共施設再配置計画を見直ししないというふうにおっしゃったものですから、この質問をしたんですが、今回、見直しをされるということなんで、見直しをされてよかったなというふうに思うんで、その観点から質問をさせていただきたいと思いますが、この見直しというのは大体いつ頃やるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) この公共施設ですけれども、個別のカルテ等を作って毎年ヒアリングしております。今年もそのカルテをもってヒアリングをしたんですけれども、公共施設の計画が平成30年3月の計画から3年、計画の期間の開始から5年を経過しております。この5年というのが前期計画のちょうど半分を過ぎたということで、本年度このカルテのヒアリング結果を踏まえた検証をもって、来年度実施していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 今年度見直しをして、来年度からやるということなんですが、市民への説明だとか、周知はどのようにするんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 今年度の検証を踏まえて、来年度見直しいたします。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 来年度見直しをする過程で、市民とのコンセンサスはどのように取るんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 見直しの内容が基本的には大幅な見直しをするわけではありませんで、今までの検証結果を基に、計画と違っていたところは見直しをしたいと思います。 市民とのコンセンサスというのは、公共施設再配置計画は総論のところでございまして、個別計画がアクションプラン、この中に市民との合意形成を図るということがありますので、個別計画のほうで市民との合意形成を図っていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 結構そこのところが問題だと思っていまして、公共施設の再配置計画をつくる段階で市民が知らないまま、例えば、先日、市長が12月1日におっしゃった学園都市構想で韮山時代劇場に大学を誘致するとかという話が突然出ると、みんなびっくりするわけですよ。だから、そういうものというのは、公共施設の再配置という大枠の中で、コンセンサスを市民に取りながらやっていくというのが一般的なやり方だと私は思うんですけれども。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 公共施設再配置計画というのは、先ほど申し上げました、これは総論でございます。その後のアクションプランのほうで、これが個別計画になりますので、内田議員はこの再配置計画がその位置づけのように今おっしゃっていますけれども、我々は再配置計画ではなくて、個別計画でより具体的にどうするのかというものを、その中で市民との合意形成が必要だというふうに考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 今、韮山時代劇場を、アクシスかつらぎと統合の検討をしていて、先ほど言われたカルテを上げて、どちらをやめて、どちらにしようかという検討をしているわけじゃないですか。だけれども、韮山時代劇場で大学誘致をするならば、それはもう大幅な方針変更じゃないですか。違いますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) ちょっと勘違いされていると困るんですが、学園都市構想というのは市長の夢というか、そういう話の中で出ている話で、具体的に韮山時代劇場にどうのこうのという話じゃ全くない話です。私のほうでは、公共施設再配置計画で示された中で今は調査をし、利用者の団体の調査、また、その辺どれほどの利用があるかということを調査し、それを基にして個別計画に向けて作成をしているという状況でございますので、大きな転換という話については私全然存じ上げていません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 副市長も知らないのはびっくりしたんですが、私は市長から直接、韮山時代劇場に大学を誘致するけれどもとお伺いしたんですよ。知らないんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) その件に関しましては、韮山時代劇場周辺、あるいは韮山駅周辺ということでございまして、もう既に数年前からそういう夢は私は持っておりました。ですから、そのようにお話ししたことはございます。ただ、韮山時代劇場でやりますとか、そういうお話ではございません。そこまでこのお話は行っていません。相手があることであります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 公共施設の再配置を変えていくということは、僕は財政とまちづくりといった3つが一体だと思うんです。先般も委員会の中で、公共施設の再配置計画をやっている課のほうから、やっぱりこれだけお金が足りないんだから、早く再配置をやっていくということを切実に言っていたわけですけれども、財政とまちづくりという観点ですると、やっぱり市長のビジョンと再配置計画が一致しなければいけないと私は思うんですよ。その点、市長どうですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) それは当然のことであります。また、それはまだ半ばのこともございますので、全て私の考えを全部今やっているというわけではありません。12月1日の件につきましては、学園都市構想、こういうものは夢としてお話しをし、実現させていきたいものとは思っております。それで、どうしていくかといいますと、やはり先ほど内田議員のおっしゃいましたように民間に市政の一端ですか、そういう公共施設再配置とありますように、公共の建物を担っていただいていくことは大切だと私は思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 市長のまちづくりの考え方として、前回お伺いした市長のビジョンの中で、温泉と医療のまちというふうにおっしゃっていましたけれども、例えば、「温泉と医療のまち」と言いながら、北浴場は統合するものが廃止されたとか、それとか、順天堂の補助金がカットされたとか、言われていることとやっていることが違うような気がするんですが、市長、いかがですか。 ○議長(古屋鋭治君) 内田議員に申し上げます。 ただいまの内田議員の質問につきましては通告から外れていますので、別の質問に変えてください。 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 通告から外れているのは多分補助金のカットのところだと思いますけれども、それでは、北浴場を廃止して、公共施設の再配置で温泉と医療の、「温泉のまち」と言っているところでは、公共施設再配置ではないですか。それについてお答えください。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 北浴場を廃止したというのが、公共施設再配置の中でどのようなことかというご質問かと思いますけれども、北浴場とか南浴場、市が運営している温泉浴場、こういうものは民間でもやっている浴場等々ございまして、必ずしも市が運営するものではないという中であって、公共施設再配置はこういう施設を25%削減していきましょうという中で、タイミング的には北浴場のああいう建物の原因がございましたので、そのタイミングをもって、前もって廃止したということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) それは分かっているんです。ですから、市長のビジョンの温泉のまちと、北浴場を廃止したところの関係はどうですかと聞いているんです。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) 温泉都市、これは大変すばらしいことであります。しかしながら、北浴場の置かれた状況ということを考えますと、これを改修し、多額のお金をかけて再び、あまり大きくない温泉施設ではありましたけれども、それを使っていくのがよいことか、それよりも、先ほど部長がおっしゃいましたように、やはり民間の活力をつけていくことのほうが大切と考えてのことでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 公共施設の再配置計画とは直接関係ありませんので、ぜひ温泉のまちづくりについて、もう少し具体的にこれから市長のほうには語っていただきたいなというふうに思います。 では、次の質問に移ります。 令和3年度予算編成方針についてお伺いしますけれども、方針に示された、市の歳出削減の基本方針に即したものとは具体的に何かというところの中で、基本方針の中に、予算枠配分方式というのを一部の項目、事業において採用するというふうに書かれているんですが、この予算枠配分方式とはどのような方法なのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 予算編成をする上で、歳入のほうが限られている中で、その歳入に見合った歳出を計上していかなければならないという中で、予算枠というのは、やはり各部局の中で、この予算の中でうまく調整して抑えていただきたいというような枠のことでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) だから、「一部の項目、事業について採用する」と書かれているんです。一部の項目、事業というのは何ですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) そういう細かいところは、これは職員向けに出した基本方針で、それは職員に対して私たち財務当局から示すものでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 私、いつも予算編成のときに、各部局に一律10%カットしろとかという指示が出ているやにお伺いしているんですが、そういうことだとなかなか各部局も分からないと思うんです。だから、昨年の方針というか、全体の予算方針が、例えば、こういう事業はこういうふうに考えているから2分の1にしてくれとか、3分の1にしてくれとかという言い方でなくて、一律10%という考え方が僕にはよく分からないんですが、その点についてご説明お願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 「一律10%削減しろ」とは、言っておりません。歳入がなかなか見込まれない中、歳出も抑えていかなければならないという中で、全体的に抑制しなければならないということだけでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 引き続き、副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) それとあわせまして、当然予算編成をする中で財政部局のヒアリングをしながら、来年度の主要事業に対しまして聞きながら、ヒアリングをしていくわけですけれども、そういうやり方でしますと、既に所管課のほうで決められた路線の中でやりたい事業ということが選考されてしまって、なかなか予算を切れない状況がございますので、今年度につきましては、先に市長、副市長のヒアリングをさせていただきました。それは主要事業に関してです。ですから、そこで、全体の枠の中でやりたい事業、大きな事業ということの部分でどういうものがあるかということをまずヒアリングして、大体の枠の中で、例えば、この事業については少し先送りしようとか、今後についてはもう少し検討しましょうとか、予算についてはもう少し削減しようというのを先にやった形の中で、それでヒアリングに臨んだという形にしております。 ですので、先ほど部長が言ったように一律ということではなくて、そんな形の中で早めに大枠の中の主要事業を精査して、それを各部局のほうに落とし、それを基にしてヒアリングをしているというふうな状況でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 10月30日の委員会の中で財務課長のおっしゃっているのには、歳入に見合った歳出の抑制ということで、毎年予算を調整していると。同時に、歳出需要の要求も強いというのも事実で、予算がないから縮小方向に予算調整を毎年毎年目標としながら、今こういう状況に至っていると。なかなか見た目として金額が減っていかないと言っているんです。今後ますます厳しくなるという中で、どのようにダイエットしていかなければならないのかが課題だと言っているんですよ。 市長、ダイエットをどうやってしたらいいんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) 先ほど、内田議員のお話にありましたようにシーリングでは無理だから、できないから、抑制のポイントを押さえ、そこをやっていくのがよいという、私もそう思っております。これからそれをやろうと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) これまでも何回かこういうやり取りをしていて、歳入に合わせた歳出というので、福祉はしっかりやっていますといつも言うんですが、なかなかできてこないというので、国は令和3年度予算の検討、秋のレビューといって、河野行革大臣が事業仕分をやっているんですよね。これ、伊豆の国市も第三者の目を入れてやったほうがいいんじゃないですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 今、令和3年度の予算ヒアリングをしている最中でございます。当然、当初の考え方の中でもって、市当局の考え方を財政部局から各部のほうに話をしながらさせていただきます。ですので、今、内田議員がおっしゃったことについても、今後、必要性があればまた検討させていただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 引き続きまして、市長。 ◎市長(小野登志子君) 追加させていただきます。 私が市長をやらせていただきましてから、議員の発議、そういうものもございまして、事業仕分を行っております。現在におきまして、その事業仕分の中はやはり民間の方がお入りいただき、民間の声をしっかり捉えるという意味においては大変いいものではないかとも思っておりますので、今、副市長の話にありましたように考えてみるところであります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 市長はご存じだと思うんですが、伊豆の国市の行革委員会に財政を取り扱っていないという話があったんですが、ぜひ行革委員会の中で財政も取り扱うべきだと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) コロナ禍もあり、また、オリンピック後をどうするかという、こういう経済の大変厳しい時代に入りますので、そのとおりだと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) それでは、次に大河ドラマの関係に移りますけれども、今回再質問に当たっては、これまで5人の議員が大河ドラマ関連の一般質問をしたときの質疑応答と、鎌倉市でも9月議会において大河ドラマの質問をされている方がいますので、その内容に基づいて質問をさせていただきたいと思います。 最初に、地域振興とその成果目標ということですが、いろんなところで千載一遇というふうに言われているこの大河ドラマですが、実はこれ、過去に4回、要するに源平の戦いから鎌倉時代の間のストーリーというのは4回あって、今回は5回目なんです。ですから、千載一遇というのはNHKのセールストークであって、必ずしも千載一遇じゃないという認識を私はしているんですけれども、それで、それと今回の義時、「鎌倉殿の13人」というのは鎌倉殿と頼朝でして、13人は先日市長もおっしゃっていた御家人の話でございまして、義時はその1人という中で、やっぱりドラマの主役は今回は義時なんですが、物語の主役としては頼朝であったり、政子であったり、時政であるというふうに私は考えているわけです。その中で質問をさせていただきたいと思います。 なぜ今回大河ドラマが放映されるからといって、郷土愛の醸成ということで、これまで取り組んでこなかった義時のことをドラマ館や市民講座で学ばなければならないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。
    ◎まちづくり政策監(西島和仁君) なぜ学ばなかったというのは、ここでまさに注目を浴びるからでありまして、これをきっかけに市民の皆様に知っていただくという考えでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁。市長、お願いします。 市長。 ◎市長(小野登志子君) お答えさせていただきます。 ご存じのように義時は日本の三悪人とされていた時代があったんですよね。これは、承久の乱によりまして天皇家と戦った、島流しにしたということを指して言われているわけで、では、歴史はそれが事実だったのかというは今回の「麒麟がくる」でも問われているところでありまして、やはりそういう面白さもありますけれども、この義時という武将をクローズアップし、そしてその内面のいろいろな問題を解決していくというところを、これは三谷幸喜さん、シナリオ作家が描きたかったからではないかと思っております。そういう中でどういう義時像が描かれるかもありますけれども、私個人といたしましては、政子の弟として大変、伊豆の若武者であったのではないかと思い、それからがどういう道をたどっていったかということの中にやはり伊豆の人々、そして子供たちにとってもこれは参考にし、また、共感していくところが出てくるのではないかと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 今回、地域振興策として、伊豆の国市のほかの歴史資産なんかにも目を向けるというお話があったんですが、まさにそのとおりだと思いますけれども、そういうものというのは別に大河ドラマ館でなくて、本来、私は郷土資料館みたいなところに伊豆の国市の歴史をちゃんと紹介していくという、日常的な中で市民が造詣を深めるというか、知識を広めるというか、そういうものが必要だと思うんですが、現在、伊豆の国市の郷土資料館の入場者が2,000人に減っていて、江川邸にあるときは1万4,000人あったんです。ここら辺の日常的に市民に知識を広めるという点の施策としては、どのようなお考えなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 先ほどの資料館の関係の人数ですが、確かに今までというか、韮山にあった時代は遠足の周遊のコースに入っていて、非常に人気があったところです。そのため人数が多かったと記憶していますけれども、今度はそこが江川邸の資料館ということで、今度は場所が大仁の中央図書館の2階ということで、地理的というか、なかなか遠足というか、そういう学習のコースに組み入れられないというのも1つあると思います。 そして、そんなこともありまして、今回の、先ほど議員の言われた資料館的なところにあればというんですけれども、岐阜市とかがまさにそのパターンなんですけれども、ご存じのように資料館がありませんので、かといって中央図書館の2階に置くわけにはいきませんので、ドラマ館を造って、そこで歴史を学ぼうとする皆様に見ていただこうという考えでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 引き続きまして、市長。 ◎市長(小野登志子君) 付け足させていただきます。 この郷土資料館につきましては、実は5年から6年ぐらい前に県の難波副知事が来られまして、やはりそういうものは韮山駅周辺に造るべきではないかというような、一つの考えをいただいたことがございまして、おお、そうか、それなら県がやってくれるのかと、そのときは期待していたのでありますけれども、そのままになっております。 それで、県に期待するということもこれからあるかもしれませんけれども、この郷土資料館の今ご質問をいただき、大変私はうれしく思っております。大河後のこれからの課題といたしまして、やはりこういうものをやりましょう、造りましょう、置きましょうという声が上がってきてくれることを望んでおります。よろしくお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) ちょっと話が横道にそれちゃったんですけれども、大河ドラマ館と歴史館というものをいろんなところでやられているわけです。僕は、歴史館と郷土資料館というイメージがあったものですからお伺いしたんですが、では、逆に言うと、大河ドラマ館に付随する歴史館というのは今回どのようなイメージでいるのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 今までほかの議員にも説明していますけれども、場所がまだ韮山時代劇場の中の個々のどこのスペースというのが決定していませんけれども、構想の中では、歴史に関する部門のスペースは構想の中で設けようと考えています。その場で、そのスペースで、歴史といいますか、歴史に関することは対応していきたいと思っています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 補足ですか。 それでは、市長。 ◎市長(小野登志子君) 補足、では、お答えさせていただきます。 歴史をドラマチックに語ってくださるのはやはり大河ドラマでよろしいんですけれども、あらゆる方向からの歴史というものを俯瞰したり、あるいは、そのコンテンツをもってして語ってくれるのが大河ドラマ館ではないかと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 10月21日に、文化財調査委員の方の講演を議員みんなで聞いたんですが、義時の遺跡でどこに人が集まるのかなというふうに思って聞いていたんですが、先般、三谷幸喜さんが願成就院にお見えになったということなんですが、そのときに願成就院以外でどちらを見ていったんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) すみません。プライベートというか、その件については存じておりません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) まちづくり政策監、プライベートじゃなくて、仕事として来ていると思うんですけれども、結局、NHKエンタープライズとNHKの制作というのは全く別で、今回はドラマの制作として三谷さんが来ているから、NHKエンタープライズとは全く関係ない仕事として来ていると思うんですよね。だから、伊豆の国市にも連絡がなかったということだと思うんですよ。それは、それでいいんですけれども。 それで、市長、この大河ドラマの目的なんです。大河ドラマ館じゃなくて、大河ドラマを活用した地域振興の目的なんですが、私はコロナ禍の経済復興というのが一番の目的だと思うんですが、その点いかがなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) このお話をいただきました今年の1月の時点におきましては、その頃話されていたのが、オリンピック・パラリンピック後の経済をどうするかというようなことでございましたので、これは我がまちだけではなく、伊豆半島が一つになってやっていくのがよろしいのではないかといって、呼びかけた経緯がございます。その後、ものすごいコロナ禍の大打撃を受けておりまして、このコロナの状況から少しでも脱出するようなことになっていってほしいと思いますし、また、これからコロナでロックダウンということはまずやらないのではないかと推測しておりますが、そういう中で、お車で来る方、バスで来る方、いろいろいらっしゃいます。やはりこの地にいらしていただいて、経済の復興を遂げていく、復旧と申しましょうか、遂げていかなければならないのも大きな地域振興の目的の一つでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 私はそれが一番大きな目的だと思うんですが、次の質問に移りますが。 ○議長(古屋鋭治君) 内田議員、少しお待ちください。 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩といたします。休憩時間につきましては、10時20分までといたします。 △休憩 午前10時06分 △再開 午前10時20分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 引き続き一般質問を行います。 引き続きまして、10番、内田議員の再質問を許可いたします。 ◆10番(内田隆久君) それでは、運慶の関係の質問なんですが、仏像の関係の質問なんですが、11月13日のブランドの講演会というのがありましたよね、県立大学の岩崎先生のです。その中で、DCキャンペーンの失敗は、静岡県のです。あれもこれもありというポスターだというふうにおっしゃっていて、静岡県と京都を比較して、やっぱり京都は1枚の写真を見せて、いらっしゃいというふうに言っていると。 ということの中で、今回の大河ドラマはNHKの商標権の中でやるわけですが、伊豆の国市が大河ドラマをきっかけに売るポスターの写真を、運慶の仏像の写真を使うというお考えはあるのでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 願成就院にあります運慶作の5体の国宝の仏像は、ご存じのように北条氏とゆかりが強く、今回の大河ドラマに合わせて脚光を浴びると考えられます。運慶と義時公を世に知らしめるため、先ほど言いました、NHKじゃなく、市の独自のポスターというものを作るというのも一つの案かなと思いますので、今後の参考にさせていただきます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 引き続きまして、市長。 ◎市長(小野登志子君) 付け加えさせていただきます。 この運慶の仏像のポスター、物すごいものだなと思いますよ。これはすごいと思っています。現在、願成就院も既にこの大河の影響でお客様が大変増えているところであります。しかしながら、多分、朝日新聞だったと思いますけれども、全国に配るカレンダー、朝日新聞には運慶の仏像が何回か取り上げられているということもありますので、そこは願成就院さんと相談の上やっていったらいいかなと。鎌倉期のこれは象徴でありますからね、力強い鎌倉期を表した運慶の仏像は、大変すばらしいのではないかと思っております。 ありがとうございます。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 私は、運慶の仏像の魅力というのは市長が今おっしゃったとおりだと思うんですが、ある意味、大河ドラマ館よりも願成就院さんのほうが人が集まるんじゃないかというふうに思っているんですよ。というのは、2017年9月に東京国立博物館で運慶展があったのはご存じだと思うんですが、2か月間で60万人集まっているんです。ということは、1か月30万人ということは、1年にすると360万人もの、年間にすれば人が来ていたと。あそこで展示してあった運慶の仏像というのは、22体の中の主要な仏像の一つだったわけですから、その運慶の仏像が伊豆の国市にあるなんてことは誰も知らないわけですよ。ですから、それをぜひアピールするべきだと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) 私からお答えします。 確かに、本当にこの運慶の仏像、物すごいものでありまして、DCキャンペーンのときも、新聞記者さん、それから旅行会社の皆さん、およそ70人、それから、もう一組は30人くらいお越しになられたときに、この願成就院の運慶についてお話をいたしました。これが全く大変で、お一人お一人にお話ししなければならない状況でありまして、70、同じ話をした覚えがありますけれども、それぐらい旅行会社や、そして記者さんたちにも知られていなかったというのが実情であり、それを機に、大変この願成就院にはお客様が増えていることは事実であります。 運慶の仏像、現在5体残っておりまして、また、民間の方々もあの絵を描きまして、そういうものも出版しておられるということもあり、そういうことも併せてやってさしあげたらいいのかなと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 県やゆかりの地との連携についてですが、県は200万円の調査費を出していただけるということで、それ以後はまだ分からないということなんですが、ちなみに、浜松のときの「おんな城主直虎」のときには、県は300万円出しているということのようなんですけれども、神奈川県の黒岩知事は全面的にゆかりの地の宣伝をやると、県で、というふうにおっしゃっていますので、ぜひ静岡県知事にもそういうふうにお願いをしたらどうかなというふうに思いますけれども、鎌倉市との連携なんですが、平成28年だと思うんですが、鎌倉市長の松尾市長と小野市長は、源頼朝観光推進協議会の関係でお目にかかっている。伊豆の国市へ松尾市長がお見えになっていると思うんですが、源頼朝観光推進協議会の関係についてはどのようにお考えになっているでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) お答えさせていただきます。 松尾市長さんとは、平成28年あやめ祭りの会場でお目にかかったわけでありまして、詳しいお話をもう少し進めるように配慮すればよかったかなと、そこはちょっと反省しておりますけれども、お祭りをにぎやかにやることのほうがよかったわけでありまして、そこでそのままお帰りになってしまいましたけれども、たしか、そういう頼朝とのえにしをつくってまいりましょうというお話はしてございます。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 次に、費用対効果と財源の関係なんですが、費用対効果の中で、ドラマ館の来場者は目標が30万人というふうにまちづくり政策監はおっしゃっているんですが、その根拠は何なのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 昨日までの議員さんにも同じご説明をしていますけれども、ドラマ館のファンの例年の、今までやってきた中のドラマ館のファンが10万人、同じことを言います。そして、伊豆の国市を周遊している方々が、韮山反射炉等、45.5万人。あと、昨日ちょっと言わせてもらった河津桜まつりが90万人。それらが入っていただければ、30万人はいけるじゃないかという説明です。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 鎌倉市では、ドラマ館に200万人の来場者を見込んでいるというふうにおっしゃっています。その根拠は、平成30年の鎌倉の観光交流者の数が2,300万人と。大体その1割ぐらいの数は、1割弱見込んでも200万人ということでおっしゃっております。 そうしますと、伊豆の国市は観光交流客数が200万人ですから、大体20万人ぐらいかなというふうに思うんですが、そこら辺の物差しについてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) それぞれ考え方がというか、鎌倉は、今回のドラマの舞台となる鶴岡八幡宮が1,000万人と言われていますので、ちょっと比べものにはならないのかなと。うちが200万人ということで、ちょっと比べものにならないのかなということなんですけれども、先ほど私が申しました、ドラマファン10万人、今、伊豆の国市内を周遊する人が45.5万人、河津桜が90万人、それらがこれから、その方々にどれだけ、例年のドラマファン10万人は置いておいて、市内の45.5万人と河津桜の90万人、あと海水浴シーズンとか、パノラマパーク、伊豆のへそへ来るお客さんをいかに来ていただくというような戦略を打つことが大切なことで、鎌倉の1,000万人クラスのことはちょっと説明がつかないと思いますので、その策を考えていくことが大切じゃないかと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 鎌倉は200万人の予想をしているけれども、コロナ対策で完全予約制にして100万人というふうに言っているんです。そこら辺の、半分にしているんです、完全予約制だからと。その点、伊豆の国市はコロナ対策については、どういうふうに思っているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) その辺も、ドラマ館の場所は韮山時代劇場ということで決定しましたけれども、使用する部屋は、まだ今後利用団体と協議をして決定していくんですけれども、なるべく広く、そのためにも韮山時代劇場のほうがいい、廊下から大ホール、映像ホール、なるべく広いスペースをということで考えております。コロナ対策というのは、なるべく広く使うというようなことで、あと、制限をかけるというようなことですけれども、そこの面積の積算まで至っていないですけれども、今行われているドラマ館の様子を見ますと、密にならないように、混雑情報をランプでお知らせをするとか、当然受付を予約制にしたり、インターネットでその状況が見られる。うちでいえば、FMでその状況を伝えてというようなことを考えていますけれども、ちょっとその面積、どこまで使うという場所が決定していませんので、そのことも含め、早急に検討していきたいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) それで、鎌倉にNHKエンタープライズから説明があったのは、施設改修費が1億円、展示でNHKエンタープライズが貸し出すのが1億円から2億円、人件費が1億円ということで、3億円から4億円というふうに説明をされているんですが、伊豆の国市にも同じ説明があったんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 昨日も同じような説明をしましたけれども、場所が決められていないものですので、その場所に応じた見積りを頂いています。あと、運営のほうですか、運営のほうはエンタープライズからは見積りは頂いておりません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 運営が1億円というのだけが先に決まるというのが不思議で、規模が決まっていないのに、何でおおむね運営費が1億円と言うのかなと、どういうことなんですか、それは。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 決まっているのではなくて、今までやっているところのヒアリングをすると、1億円強ではないかということを聞いているということです。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 経済効果なんですが、ちょっと昨日よく聞き取れなかったんですが、30万人で、消費額が3,000円で9億円、30万人の半分の15万人の宿泊で、単価が1万2,000円で18億円、27億円の経済効果ということでよろしいでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) これは、経済波及効果というのを説明するために、スルガ銀行とか、そういうシンクタンクにお願いしようとしたんですけれども、金額がこのコロナ禍で、なるべく議員の皆様にも分かりやすいように、そういう専門家の分析を基に説明したかったんですけれども、シンクタンクのほうも、コロナ禍であまり外れたようなところがあると数字だけが先に行ってしまうということで、皆どこも業務は受けてくれませんでした。 その中で、昨日私の言ったことは、近くで似たような河津桜まつりの経済波及効果のデータがあったもので、その単価を例として、例としてですよ、述べたことです。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 鎌倉はずっと観光統計を取っておりまして、日帰りの消費単価が6,200円、宿泊の消費単価が2万3,000円で、これは鎌倉市がずっと統計を取った数字なんです。 それで、今、まちづくり政策監がおっしゃったように金融機関、日本銀行の横浜支店に調査を依頼しているというわけですよ。やっぱりこういうことがないと議会の説明もできないということで、していると思うんですが、伊豆の国市はどのように経済効果なりを説明するつもりでいらっしゃるのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) それはその業務を開催、大河ドラマ館というか、大河の事業をやった中で当然その成果を求められますので、調査業務は発注しなければいけないなと思っています。上田市も「真田丸」のときも出しています。一般社団法人長野経済研究所、あと、ちょっと僕が調べた中では、浜松の「おんな城主直虎」もやっているんですが、ここがどこでやっているのかというのが出ていないんですけれども、ただ、ちょっとそれますけれども、経済波及効果の数値も非常にばらつきがありまして、浜松の出している数字、市の広報で出しているのと、あと静岡の別の経済研究所が出しているのと、相当数字が違うもので、なかなか一概に言えないなというようなことなんですけれども、経済波及効果の報告につきましては、業務を発注して、その成果を説明したいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 今聞いているのは、やる前の経済効果の予測の話なんです。終わった後の報告じゃないんです。予測についてはどうするんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 鎌倉市のようにしっかりとしたデータが本市にはないもので、強いて言うなら、県から出している静岡県における観光流動実態調査と満足度調査というのがあるんですけれども、その中では、この数字で計算するとすごく高いんですよね、結構。例えば、1日の日帰りのお客、交通費が入っているもので、ちょっと伊豆であったり、いろいろあるもので交通費は除くと、日帰りのお客が、県内、県外を平均させてもらうと4,248円ということなんですよ。4,248円、これが30万人となると12億円、そういう感じに、30万人来るかどうかというのは先ほど言ったように仕掛けなんですけれども、結構金額が高いんです、これを見ますと。あと、宿泊のお客さんは、県内、交通費を抜きますと2万1,515円というような単価が出ているもので、これに予想人数30万人来れば、ちょっとあれですけれども、30万人、50万人という、そのような波及効果というか、消費額はそのような説明になります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 観光統計で一番経済効果が分かりやすいのが僕は入湯税だと思っていまして、入湯税の今年度の見込みと、大河ドラマの関係で見込もうとしている入湯税の額は幾らなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(鈴木雅彦君) 入湯税のまず、今年度の見込みにつきましては、予算でもちょっと減額の補正をさせていただきましたけれども、令和2年度末の入湯税の見込額につきましては、約4,800万円ほどの見込みでございます。それで、前年対比いたしますと約52%ということでございます。それと、この見込みにつきましてはコロナの関係もある見込みということで、前年対比52%の見込みをしております。 大河ドラマとのちょっと関係での見込みにつきましては、まだ試算はしておりません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) あと、財源の関係なんですが、国の第3次補正は使いますかという質問と、合併特例債は使うんでしょうか。この2点についてお伺いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 国の3次補正及び合併特例債は適用できないと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) これまで、4月からずっとこのプロジェクトについて説明を受けてきましたけれども、市長にお尋ねしますけれども、伊豆の国市は経験もノウハウもなく、この大きなプロモーションをやるのは無理なんじゃないですか。いかがですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) お答えします。 大きなプロモーションがないから無理ということですけれども、プロモーションが入ってくる素地もございますし、やはりそういうものを味方につけていかなければならないところもございます。皆様もご存じのように、伊豆の国市は、やはり市民の皆さんの大きな力によって進めてまいったところもございます。それを補うところはできているわけでございますので、この主軸と申しますか、柱をつくっていくためには、あらゆる方々のお力をお借りしてやらなければならないことと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) これまで鎌倉は1人の担当者がずっと詰めてきて、この内容まで詰まって、さらに、今日は説明できませんけれども相当細かく詰めているわけです。 市長、プロモーションというのは宣伝のことで、宣伝事業をやるのには、経験もなくて無理なんじゃないですかということなんですが、大きな金額でやるのは無理なんじゃないですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) これまで答弁させていただいているとおり、大きい、少ないかという話になりますと、規模的なことも含めて今精査しているわけでございますので、大規模、小規模という基準が私もよく分かりませんので、そこはしっかりと現実を見つめた中で可能な限り積算をして、実施していきたいということで考えているところでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) これまで大河ドラマの歴史を見てみますと、12年前ぐらいだと思うんですが、大河ドラマ館というのはなかったんですよ、それまで。それで、番組が終わった後にゆかりの地の紹介という歴史紹介の中でそれを見て、その地へ行くという方だったんですが、大河ドラマ館、必要なんですか、大きなお金がかかる。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 今までの答弁と同じですけれども、大河ドラマ館をきっかけとしてこの地を訪れてもらう。日本全国の皆様に、ドラマを見た方、また、広告書等によって露出が増えることによって、伊豆の国市に大河ドラマ館をきっかけに来ていただいて、いろんなところのよさとか、今回を機に、商工のほうで頑張って今取り組んでいる新しい商品、イチゴもそうです、イチゴがおいしいというようなことを認識してもらって、再度、リピーターを増やすというような、伊豆の国市がいいなというような思いにつなげる効果があると思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 引き続きまして、市長。 ◎市長(小野登志子君) 追加させていただきます。 拠点というのは、やはり必要ではございませんか。昨日も申し上げましたように、お客様が来られる、それは周遊していただくことが何よりですけれども、この歴史の重層という、こういう言葉がとても好きなんです。重なっている歴史の様々なところを見ていただき、そういうものを紹介し、また、県やそして美伊豆の関係も紹介ができるわけであります。ですから、ゆかりの地、例えば、北条寺さんのお墓を見て、あそこへ行ってみようという方たちも、それだけでは済まないと私は思うわけでございます。ゆかりの地から拠点に行き、もっと広い観光を、それこそ重層している伊豆の国市の中の歴史遺産、歴史の資源、観光の資源をフルに生かしていかなければならない。そして、本当にここからですよ、その皆様を大仁温泉、伊豆長岡温泉、こういうところへ導入していく、この仕組みはつくらなければならないと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 税金を使ってやるわけですので、具体的な費用対効果をぜひ市民に分かりやすいように説明していただきたいというふうに思います。 次の、市債219億円の償還の説明がされない中でどのように予算審査に臨むのかという質問なんですが、中期財政計画も含めて財政償還シミュレーションについてなんですが、歳入の市税や交付税、手数料などは、おおよそ長期的には予測がついていて、歳出の公債費や経常経費も分かっているわけですよね。そうすると、なかなか償還シミュレーションも非常に苦しくなっていて、前に市長がおっしゃっていた人件費の削減を、これはどうやってやるのかというふうに私は思うんですよ。具体的にはここら辺をどうやって行うつもりでいるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 財政で償還のシミュレーションというのは、先ほどの答弁のように、その時期時期でしっかりと検証しているというところでございます。 その中で、内田議員が今人件費の削減ということをおっしゃいましたけれども、その辺、ご意見として一番、いろいろな事業の中で一つ一つ精査して、その中でどれだけ歳出を削減できるかというものをまずはやっていきたいということでございます。ただ、最終的に削るものがなくなってくると、内田議員が今おっしゃった人件費、本来はこれに手をつけたくはないんですが、その辺も視野に入れてくるという発言というふうにご理解いただきたいと思います。 以上です。
    ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 人件費の削減は私が言ったんじゃなくて、副市長が言ったんですけれども、間違えないでください。 それで、行政の決算というのは単年度じゃないですか。それで、借金の償還というのは単年度じゃないじゃないですか。だから、償還シミュレーションが必要だというふうに言っているんですよ。その説明はどうするんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 償還のシミュレーションは、財務部局のほうでは作ってございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 作って、説明はしないんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 説明はしないというのは、どの時点のことを言っているんでしょうか。ちょっと意味が分からないですけれども。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 令和3年度予算編成時点です。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 予算のときには、財政シミュレーションですけれども、歳入等々いろいろ長期間にわたるもの、歳出は償還額が分かっていますので、それははっきりと分かります。ただ、歳入がこれからどれほど入ってくるかというのはなかなか予想がつかないという中で、令和3年度については、予算の説明をする中では、3年、5年ぐらい先を見越しての歳入ぐらいのことを考えております。それを示しての償還シミュレーションの説明として予算のときにやっていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 先ほど申し上げましたけれども、借金というのは単年度でなくて長期じゃないですか。この大きな借金、200億円、これから300億円となってくる。それを返していくのは私たちの子供たちや孫たちなんですよ。それを市民に説明しなくていいんですかと言っているんですよ。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) ですから、それを予算のときに示しますと今申し上げたんです。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) それと、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、人件費の削減については、行政サービスの見直しをしないとできないんじゃないですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) すみません、質問の内容がちょっと分かりにくくて、行政サービスの削減をしないとできないんじゃないですかというのは、その後何を、答えを求めているのか、ちょっと分からないのでもう一度お願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) ですから、予算審査に臨むに当たって中期的なものを示すんだけれども、歳出を削減しなければいけないわけでしょう、これ。その中に人件費も入っていて、行政サービスもあるんじゃないですかということですよ。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 予算にあってはいろいろこれから、今予算のヒアリング中で、これから精査していくわけですけれども、まさしく歳入に合った歳出を組んでいかなければならないということでございます。その中で、これからいろいろな事業で一つ一つやっていかなければならないということになりますので、その中にいろいろなサービスのところも含まれて検討していくということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 副市長、答弁をお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 今、市長戦略部長のほうが言ったとおりでございまして、まず、地方債のシミュレーションというのは、長期的になかなか示しにくいというのは、当然その事業を一つ一つ確定していくプロセスの中で、長期にわたってシミュレーションには影響してくるわけでございます。ですので、事業を確定しない中でもって、想定の中で、要するに計画されたもの自体は、その事業を確定していく中で金額が確定していくということで、場合によっては先送りするということで、大きく後世に影響があるということで、できる限り直近の、いわゆる財政的なことを含めたお示しできる範囲の中でもってお示しをさせていただくわけで、その時点においてどれだけ長期にわたって地方債が幾らあるかというのは、シミュレーションの中では当然あるわけでございます。ただ、それをお示しすると、当然その事業事業が確定していく前の段階も全て含まれているということでございますので、そういった危険性もあるということが1つあります。 ただ、そうはいえ、先ほど言いましたように、健全な財政を維持しながら、皆さんのほうのご要望の中で事業を進めていただきたいということもございますので、そういったものを全部精査しながら予算編成に当たっていくということでございます。 ですから、そこには前からも言っておりますように、健全財政を維持しながらどうして予算立てをしていくかということが最大のテーマになりますから、そこはしっかりと財政部局と担当課のほうと協議をしながら進めさせていただく。ただ、方向性だけはしっかり間違わないように進めていくためには、やはり先ほど言った中期財政計画の中の指針並びに財政的な面を示した指針をしっかりと持った形で運営していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) それでは、骨格予算についてですけれども、大河ドラマの関係は令和3年度予算に含めなければいけないというふうにおっしゃっていますけれども、鎌倉では4月に協議会を立ち上げるわけですけれども、3月の予算に入らないと思うんですが、伊豆の国市は何でここで入れなければならないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 今年度の予算にということですか。来年の予算ですか。     〔発言する者あり〕 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 来年度予算というのは、放送は22年、来年度です。22年1月が来年度ですので、予算に入れないといけないと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 内田議員、よろしいですか。 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 説明になっていないじゃないですか、それ。答弁に対する質問ですよ。 ○議長(古屋鋭治君) 引き続き、副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 市長答弁のほうにあったとおり、この大河ドラマの推進事業につきましては、当然今現在、場所の選定、使う場所の協議ということでまさにやっていまして、最終的な予算で、大まかな予算を近々皆さんにお示しするという段階でございます。ですから、今そういう段階において、できるだけ早くそれを固めた上で予算編成を確定し、そして早く動き出しをしないと、事業自体が当初予算だと私どもは間に合わないと思っております。 というのは、例えば、骨格予算という話もされていましたが、当初予算に計上することによって、来年スタートする段階でもう既に動き出しをしなければならないことがたくさんあるわけです。費用対効果を上げるためにはいろんな方々との協力体制ですとか、物販から、要するに、商品開発からという部分についての動き出しがたくさんあるわけです。ですから、当初予算に上げることによって、4月当初から動き出しをすることはかなりできることがあります。ですから、それを骨格予算でいきますと、例えば、選挙後にスタートするといっても、臨時議会を5月の頭に開いたとしても、それは動き出すこと自体がどんどん遅れていくわけです。ですから、当初予算に上げることによって、全ての事業自体が早めに動き出しができるということで、これは当初予算に上げさせていただいて、皆さんに審議を仰ぐという形のスタンスで考えております。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 鎌倉も大河ドラマをやるのに別に上げないのに、何で伊豆の国市は上げるんですかと聞いているんです。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 鎌倉市がどうのこうのと、私は全然存じ上げていません。うちはうちのやり方で、動き出しを早くすることによって、いろんな方々に対して事業を進められるわけですよ。それは、市の市の考え方ですし、それは先ほど言いましたように、費用対効果を上げるというふうに、皆さんたくさん言ってらっしゃいます。そのためには、動き出しを早くして、予算の執行を早めないと、進められないことがたくさんあるわけです。ですから、当初予算のほうに上げさせていただいて、審議していただくというスタンスは変わりません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 先ほどから選挙が間にあるからということを申し上げているのに、分からないようですから、次に伺いますけれども、この閉塞感がいっぱいの状況を打破するためには、新規の無駄を省いた最低の予算、骨格予算を、市長の言うところの肉づけ予算の余裕がないというふうにおっしゃっているわけですから、私はぜい肉がまだまだあると思っていますから、そこら辺の骨格予算を市長、示す必要があるんじゃないですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 先ほど来言っているとおり、事業的には継続していかなければならない事業ですとか、大河ドラマにつきましても予算化させていただいて、執行の段階で判断していただくということで答弁させていただきました。その考え方自体は今後も踏襲させていただきたいと思っていますし、そのような方針で進めさせていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 市長、答弁お願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) お答えいたします。 内田議員におかれましては、閉塞感と、これが漂っているのは確かでございますね。夕方帰るときなど、大変寂しいものを感じている。このまちをもう少し元気にするのにはどうしたらいいかということは、これは市役所の職員、懸命に頑張っているところでありますが、何と申しましても、やはりコロナ禍にあるわけであります。ここを積極的にコロナをストップさせ、お正月に向かって元気出しましょうよということは、お互いに飲食業界さんなどと力を合わせてやっているわけでありまして、そのためにもやはり普通の形を取っていくことのが望ましいと思っております。 先ほど、行政サービスにつきましては、削減をするべきではないかとおっしゃっておられました。     〔発言する者あり〕 ◎市長(小野登志子君) 言っていない、ああ、そうですか。立場がございますけれども、そういうふうな形で言うことは、これは何と申しましょうか、行政サービスの削減が行政サービスの低下につながり、ここでこの年末、生きていくことがつらくなる人、あるいは子供を抱えた方たちのことも考えますと、やはりサービスを削減、何というかな、なたで切るようなことは全くできないわけでございまして、やっぱりお互いに助け合って生きていかなければならないと考えております。こういう気持ちでやってまいりたいと思います。 ありがとうございます。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 最後に、市長にまたお伺いしたいんですが、一般家庭に例えると、目いっぱいのローンを抱えているのに、さらに借金をしてハワイ旅行に行こうと言っているような、そういうふうに見えるんですよ、私は。その点のやはりお金の使い方ですよね。私は、大河ドラマを利用して起死回生の復興ができればいいと思っているんですよ。だけれども、その内容をしっかり説明しないと、市民の理解は得られないと思いますよ。その点、市長、どうですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) 借金を抱えてハワイ旅行をしたいと思っている方は、我が職員の中にはいないと思っております。このコロナ禍にありまして、とにかく飲食業の皆さん、それから旅館業の皆さんとともに歩もうということで、職員の皆様は大変な努力をされてきました。直接、旅館にマスクを持っていった方もございますし、課長、そして部長級は、この皆さんのところまで出向いて仕事を今しているわけであります。そういう形でやっているわけでございますので、ハワイ旅行は、コロナが終わり、また経済が復興してからのことで、ちょっとお待ちくださいというところでありますけれども、やはり先ほどお話しになりました閉塞感の払拭というのは、今、内田議員もおっしゃいましたように大河ドラマで頑張る、これしかないと思います。昨日、柴田議員が「1円でも欲しいんだ」と、あの気持ちを持ってやっていかなければならないと思っています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 市がやる事業は税金ですのでいいということではなくて、市長、自分のお金を使うようなつもりで、いいお金を使っていただきたいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(古屋鋭治君) これにて、10番、内田隆久議員の質問を終了いたします。 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩といたします。 休憩時間につきましては、11時15分までといたします。 △休憩 午前11時03分 △再開 午前11時15分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 引き続き一般質問を行います。--------------------------------------- △二藤武司君 ○議長(古屋鋭治君) これより、9番、二藤武司議員の発言を許可いたします。 9番、二藤議員。     〔9番 二藤武司君登壇〕 ◆9番(二藤武司君) 議席番号9番、新生会、二藤武司です。 ただいま、議長より発言の許可をいただきましたので、通告済みの2件について質問をさせていただきます。 まず1点、コロナ禍対応で「増える自殺」に“生きることへの促進要因”活動状況はについて質問いたします。 ちょっと分かりにくい件名ですけれども、説明の中でご理解をいただきたいと思います。 新聞に掲載された記事に、「新型コロナウイルスの感染拡大で雇用や日々の生活に深刻な影響が広がる中、女性の自殺が増えている。とりわけ女性は7月で前年比1.4倍と、男性を大きく上回った。働く女性はアルバイト、派遣社員など非正規雇用が多く、景気悪化で解雇・雇止めによる生活困窮状態、一方、主婦は感染を恐れて家族がこもりがちになり、家事や子育て等の負担が増し、身体的負担はもちろんのこと精神的負担により、鬱病傾向に陥っている」とのことでした。 本市の状況はどうでしょう。誰も自殺に追い込まれることのない伊豆の国市実現のために、第1期伊豆の国市自殺対策行動計画が策定され、施策では、生きることの促進要因を増やすために、地域での居場所づくり、自殺防止ボランティア、これはゲートキーパーというふうに私は表現させていただいておりますが、による寄り添い相談会などの支援策の展開を図っていただいていますが、現在、コロナ禍対策として、感染しない、させないの3密対応で寄り添い活動が難しい状況にあると聞きます。命を守る対策が命を絶つ要因になってしまっているのではないでしょうか。 そこで、以下の質問をいたします。 (1)本市の状況はいかがですか。自殺者・孤独死の男女別数、多い年齢層、家庭経済状況、抱える悩み事などです。 (2)セルフネグレクト(家庭)を把握していますか。 (3)危険サインのいのちの電話相談への相談状況はどうでしょうか。 (4)ボランティアで活動する相談員(ゲートキーパー)の数と、その活動状況をどのように把握していますか。 (5)コロナ禍で従来どおりの十分な活動ができなくなった支援の輪をどのように捉えていますか。 続いて、ハザードマップの見直しについて。 住宅浸水などの甚大な被害をもたらした昨年の台風19号から1年が過ぎました。国では、近年相次ぐ浸水被害を受け、千年に一度級の大雨に備えたハザードマップ(浸水地図)の策定を各自治体に指示し、本市でも浸水想定区域の見直し作業(1,000分の1)が行われていると聞きます。想定し得る最大規模の大雨で浸水する区域を地図上に示し、土地利用や避難場所確認に利用し、命の危険回避等に役立てるものと解釈しています。 本市の安全と安心につながるバイブルになると期待をし、以下の質問をいたします。 (1)成果品の予定はいつ頃でしょうか。 (2)想定最大浸水区域の水深と、公共交通ネットワーク(幹線道路・鉄道駅)の浸水状況想定は。 (3)洪水浸水区域内にある指定避難所の指定見直しの考えはありますか。 (4)都市計画マスタープランに定める立地適正化計画居住誘導区域の浸水想定状況と、その計画との整合性をどのように捉えていますか。 (5)住宅への減災支援対策、私のつけた対策として、案としてこんなふうな表現をさせていただきましたが、盛土制限緩和、既存住宅基礎上げ補助等の取組は、考えはありますか。 よろしくご答弁をお願い申し上げます。 ○議長(古屋鋭治君) 質問が終了しましたので、これより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 二藤議員のご質問にお答えします。 初めに、1、コロナ禍対応で増える自殺についてのうちです。(1)でございます。本市の状況についてであります。 厚生労働省の地域における自殺の基礎資料によりますと、本市の令和2年1月から9月までの自殺者数は、男性5名、女性2名、計7名であります。同居人のいない方は男性2名であります。年齢別では、20代が1名、40代が2名、50代1名、60代1名、70代2名となっており、母数が少ないため、多い年齢層を特定することはできませんでした。また、家庭経済状況、抱える悩み事についての詳細な統計はございません。 次に、(2)です。セルフネグレクト(家庭)でございます、の把握についてであります。 保健福祉・こども・子育て相談センターでは様々な相談を受けており、その相談の中にはセルフネグレクトの方もおります。セルフネグレクトは、生活を維持する能力・意欲をなくして、健康・安全を損なう状態であっても周囲に助けを求めない状況であります。そのため、ご本人からの相談はありませんが、近隣の方、親戚の方等からの相談等で把握し、対応をしております。 セルフネグレクトは、ごみ屋敷や孤独死等の原因となるとも言われておりますので、今後も周囲の方からのご相談等で適切な支援を行っていきます。 次に、(3)です。いのちの電話相談への相談状況についてであります。 社会福祉法人静岡いのちの電話に確認したところ、匿名であるため、市町別の統計はないとのことでした。 静岡いのちの電話で受けた令和2年電話相談受信件数は、1月から9月までの合計で、男性3,292名、女性3,959名、計7,251名とのことです。 次に、(4)ゲートキーパーの数とその活動状況についてであります。 本市のゲートキーパーは10月末現在、1,775名であります。 ゲートキーパーとは、ボランティアで活動する相談員ではなく、悩んでいる家族や仲間の変化に気づき、声をかけ、傾聴して、必要な支援につなげ、そして見守る役割を身につけた人のことです。市では、身近な人の自殺を防止する一助となっていただくため、ゲートキーパー養成研修を実施しております。 次に、(5)です。コロナ禍での支援の輪についてであります。 市民や自治会長、民生委員、行政相談委員、人権擁護委員、市の職員などにゲートキーパー養成研修を開催し、多くの人たちにゲートキーパーの在り方を理解していただくよう努めております。 コロナ禍でゲートキーパーの積極的な活動は難しい状況ではありますが、周りの人で心の不調などで悩んでいたり、気になるような人がいたとき、声をかけたり、話を聞き、専門の相談窓口につないでいただくようお願いしております。 保健福祉・こども・子育て相談センターにもメンタルヘルス相談員を配置し、相談を受けております。 市全体で連携して、生きることへの包括的支援を推進してまいります。 次に、2です。 ハザードマップの見直しについてのうち、(1)です。成果品の予定についてであります。 市民への配布時期は、令和3年2月末に配布する広報いずのくに3月号と一緒に、全戸配布を予定しております。 次に、(2)です。想定最大浸水区域の水深と公共交通の浸水想定についてであります。 現在策定中のハザードマップは、国土交通省が、水防法の改正による想定最大規模の降雨量により狩野川堤防が破堤した場合の浸水想定区域図に基づき策定しております。これによりますと、市内の平地部のほとんどが浸水区域となるとシミュレーションされております。地形にもよりますが、狩野川下流域や、狩野川、柿沢川に支川が合流する地域で水深が高くなることが予想されています。 また、全ての公共交通でも浸水区域となり、伊豆箱根鉄道沿線は0.2メートルから4メートル、国道136号沿いは3メートルから5メートル、国道414号沿いは1.5メートルから6メートルと想定されております。 次に、(3)です。浸水区域内にある指定避難所の指定見直しについてであります。 現在のハザードマップにおいても、多くの指定避難所は浸水区域内となっております。 今回のハザードマップの策定により、浸水深は増すこととなりますが、現時点においては指定避難所の新たな計画や見直しはありません。そこで、避難所施設管理者及び教育委員会と協議し、2階以上の施設や校舎の利用をお願いし、垂直避難ができるよう、新たな取組を実施しております。 また、命を守るため、分散避難の周知を広報やホームページへの掲載、FMいずのくにや市政懇談会において説明しており、今後も引き続き市民へ発信してまいります。 次に、(4)です。立地適正化計画居住誘導区域の浸水想定状況と、その計画との整合性についてであります。 平成28年に国土交通省が発表した狩野川洪水の想定最大規模で浸水が発生したことを想定しますと、立地適正化計画で定めた居住誘導区域は、そのほとんどが浸水区域内であります。その中で居住誘導区域を検討するに当たっては、人的被害に直結する土砂災害特別警戒区域や狩野川本川の氾濫等による家屋倒壊等氾濫区域は、居住誘導区域から除外いたしました。これは、狩野川が中央に流れる田方平野に発展してきた本市では、平野部のほとんどが浸水想定区域となっており、この区域までを除外してしまうと、まちづくり自体が成り立たなくなってしまうためであります。 国は、居住誘導区域内での浸水が全国的に発生しているため、今年度末までに水災害リスクを踏まえた防災まちづくりのガイドラインを作成し、各自治体に示すこととしております。また、国・県・市が連携して、内水氾濫被害を軽減するための狩野川流域治水プロジェクトによるアクションプランの策定も進めることとなっているため、相互に連携して内水氾濫被害を軽減するための施策の検討を進めているところであります。 今後、防災まちづくりのガイドラインや流域治水を強化する方針が示されることから、これらを基に、都市計画マスタープランや立地適正化計画の見直しを検討してまいりたいと考えております。 次に、(5)です。住宅への減災支援対策についてであります。 盛土規制緩和についてですが、住宅の建築の用に供する目的で行う盛土については、市街化区域では開発区域面積が1,000平方メートル未満の場合、開発行為の許可を受けずに盛土をすることができます。また、1,000平方メートル以上の場合であっても、開発行為の許可を受けることにより盛土をすることができます。 市街化調整区域では、面積による除外規定がないため、1,000平方メートル未満であっても開発行為の許可を受ける必要はありますが、許可を受けることにより盛土をすることができます。 このように開発行為の許可を受けることで、浸水対策のための盛土は現行制度でも十分可能であり、安全な盛土造成の工事を行うためにも、開発行為の許可申請を行っていただきたいと考えております。 続いて、既存住宅基礎上げ補助等については、浸水対策だけにとらわれず、各種災害対策に対する補助等を総合的に検討する必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 市長答弁が終わりましたので、これより9番、二藤議員の再質問を許可いたします。 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) ご答弁いただきましたので、順次再質問をさせていただきますが、その前に、市長は本定例会において、一般質問の中で、ご答弁の中に、「いのち守りたい赤ちゃんからおとしよりまで」と、強い市長の政治信念を述べられました。これを聞いたときに、私が今回質問したコロナ禍の命の部分においては、この答えが全てかなというふうに感じたわけですけれども、せっかく頂いた時間ですから、少し中身全般等現状について質問させていただきます。 自殺者の数については分かりました。 この自殺者が、私がここで新聞等の記事の中で言われてあるように、前年と対比して増えていたかどうかということがちょっとお答えの中では見えなかったものですから、お答えいただきたいなということと、もう一つは、家庭経済状況というふうなことで詳細な統計はありませんということですね。統計の部分を聞いているわけでもございませんでして、今年の自殺者の数ではなくて、生活困窮者がどういう状況にあっているのかというふうなことがもし分かれば、ご説明いただきたいと。まずは、この2点についてご質問いたします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) まず、前年対比ということなんですけれども、令和元年度は8名の自殺者になります。平成30年が11名で、同じ11人というのが平成27年も11人おりました。それ以上が、平成25年と平成28年が13名おります。これが本来ですとゼロになるのが一番いいに決まっているんですけれども、これが多いか少ないかといいますと、人口10万人に対してのパーセントを見ますと、平成25年と平成27年、平成28年、平成30年につきましては、20%を超えております。 そこで、静岡県の平均を見ますとどうなのかといいますと、平成25年が20.3%、伊豆の国市が26%なんです。平成27年が静岡県が18%、伊豆の国市22%、平成28年が17.2%で、伊豆の国市26.1%、平成30年が16.4%で、22.3%ということで、やはり静岡県と比較しますと、県平均よりも自殺者の数は多いということになります。 次に、生活困窮者の関係なんですけれども、やはりここでコロナ禍になりまして生活困窮になられる方、相談です、そちらのほうは非常に増えている状況であります。 今、伊豆の国市は、福祉事務所の中に社協がくらし相談窓口というのを設けております。これは、市のほうで委託して社協にやっていただいている窓口ではありますけれども、令和元年度は1年間で2,892件の相談がございました。令和2年度、既に9月までの相談が3,135件になっておりまして、やはりこのコロナ禍で生活困窮者は増えているという状況になっております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 9番、二藤議員。 二藤議員に申し上げますけれども、一般質問は一問一答方式になっておりますので、1点ずつの質問でお願いをしたいと思いますけれども、よろしくお願いします。 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) 承知しました。 正直に言って、県平均よりも、こういう穏やかな土地柄ですから少ないだろうと思っておりましたが、今、答弁の中で、多かったというふうなことで、聞いていてこんな言い方をするのは失礼なんですけれども、ちょっと意外だというか、残念だったというのが正直なところなんです。 やっぱりこれに対する対策というのは当然必要になってくるかと思うものですから、それについてはいろんな対策を練っていただきたいなと思っておりまして、市長の言うように、命は地球より重いというふうな言葉がありますように、ぜひぜひその辺はお願いをしたいと思います。 続いて、2番のセルフネグレクトの数といいますか、そういう相談を受けているのは実数として持っているかどうか。 セルフネグレクトですから、もう一つ併せて聞いてもあれですか、聞き方としては。ちょっと聞いてください。もし駄目だったら、ご注意ください。それの数と、興味本位で聞くわけじゃございませんが、相談実例が、大変デリケートな部分があろうかと思いますが、お話しできる範囲で結構ですので少し情報としていただければと思いますが、議長、いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) はい、結構です。 ◆9番(二藤武司君) ありがとうございます。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) セルフネグレクトという形での相談件数というのは、ちょっと把握ができていないんですけれども、相談センターで今、平成30年から自殺の企図、自殺を企てているという言い方なんですけれども、自殺企図をしている相談というのを平成30年から取り始めています。その件数ということでちょっとお知らせさせていただきます。 平成30年度ではなくて令和元年度からです。令和元年度が延べ25件の相談がありました。月ごとではゼロ件の月が6か月あります。全く相談がなかったのが6か月です。多くて、5月に10件の相談でした。令和2年に入りまして、10月末で既に97件の相談をいただいております。月ごとでは、7月、9月、10月が20件を超えている状況であります。 相談センターではメンタルヘルス相談員、まさにこの自殺予防ということでメンタルヘルス相談員を配置しております。勇気を持って電話をいただければ、自殺を踏みとどまる支援ができるのではないかなとは思っております。 その事例についてなんですけれども、地域包括支援センターであったり、近隣の住民や民生委員からの相談というのがございます。その一つということで、事例を述べさせていただきます。 まず、家の中で、先ほどごみ屋敷というお話もあったんですけれども、ごみが天井付近まで積み上がっていて、車の中で生活、路上生活をしていたという案件になります。食事はお弁当とか惣菜とかを購入すれば、食べることができていたんですけれども、認知機能が低下してきまして、買物に行って帰宅できなくなったり、そういう状況が続きまして、警察が保護いたしました。警察から情報が入りまして訪問したところ、やはり具合が悪いということで、病院と連絡を取りまして、受診につなげて入院となりました。その後、やはり路上でまた生活させることはできませんので、自宅の生活が困難ということで、退院してからは施設入所となりまして、これが警察からの情報提供によりまして、施設入所まで関連機関と連携を取りながら支援ができたという事例でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) 分かりました。 正直に言うと、相談件数97件ですか、多いんですね。それと、先ほども聞いた自殺された実数と相談件数が、その差が相談効果というふうに捉えていたいんですけれども、ぜひそういうふうなことだろうと思います。 次の質問、ちょっと関連しますけれども、自殺予防策の中で自分だけで悩まないというのが、これが一番有効な手段というふうなことらしいんです。ですから、悩まないというのは、悩ませない状況をつくるということが一番の、手段としては早道、有効な手段じゃないかなというふうに思っておりまして、その中で、ちょっと先ほども聞いて重複するかと思いますが、いのちの電話というのがありまして、いのちの電話以外のそういうふうな相談窓口的なものというのは、どう言ったらいいんでしょう、福祉事務所だけじゃなくて、例えば社協というふうな話もあって、社協なんかでもやっているかどうかというふうなことの実例をご説明いただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 先ほど、議員からご紹介いただきましたいのちの電話以外には、例えば、こころの健康電話相談であったり、よりそいホットライン、これ、24時間対応だそうです。チャイルドライン、これは18歳までの子供さんが対象だということです。今、若い方でやはりSNSであったり、チャットであったり、そういうものもありまして、例えば、NPO法人がやっています、生きづらびっと、よりそいチャット、そして、こころのほっとチャット、BONDプロジェクト、これは10代、20代の女性のためのLINE相談というのがあるそうです。ですので、若い世代から高齢の方、高齢の方は意外と相談センターとかに来ていただいて、お話ししていただけるということはありますけれども、若い方はなかなか電話すらもできないという、人に話すこともなかなかできないということもありますので、SNSなんかは非常に有効な手段ではないかなと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) ありがとうございます。 今聞きましたら、たくさんのアプローチというのをやっているんですよね。正直言って、そんなにたくさんアプローチがあるかとは思っておりませんでした。 続いて、ゲートキーパーのほうの部分に入りますが、寄り添いの一番の根幹をなしているのは、このゲートキーパーさんではないかなと思っていますが、ご答弁の中で、ボランティアでというふうな表現をしたんですけれども、私は、ゲートキーパーさんは研修を受けて、ある程度の知識と役割的なものというのは分かっておりまして、ここでボランティアというのは、ゲートキーパーさんは無償でやっていただいているというふうな感覚があったものですから、ボランティアという表現をしていたんですけれども、ゲートキーパーから言いますと、ゲートキーパーさんが無償か有償かというところを、まずそれらを教えていただきたいと同時に、また、お叱りを受けるかもしれませんが、もう一つ併せて聞かせていただくんですけれども、私がこれを提出しようと思ったときには、前年比1.4倍というふうなことを質問の中に書いてございましたら、先週ですか、週刊新潮をちょっと読んでいたら、驚いて、その中の内容をちょっと紹介しますと、1.4倍じゃなくて、女性が1.8倍、男性についても1.4倍と。また、男性については、40歳代の働き盛りの方が非常にこの傾向があるということで、内容的には少し言いますと、経済状況というふうなことで、家族を支えられなくなっている状況の中で、現実逃避じゃなくて、自分が自殺することによって生命保険等が入って、家族を養っていける最終手段としての自殺を考えているというショッキングな記事だったんですけれども、ぜひこのゲートキーパーさんが寄り添っている中で、そのような実例というか、傾向的なものももしあれば、ご紹介いただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) まず、無償か有償かということですけれども、こちらは無償になります。といいますのは、この研修を受けていただければ誰でもゲートキーパーになれるということでありますので、そこは無償で、いつでも活動ができるという状況かと思います。 ただ、事例ということなんですが、こちらまでそういう事例で入ってくるというのは、ゲートキーパーからそういう事例ということで入ってくるということは今のところありません。 ○議長(古屋鋭治君) 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) ありがとうございます。 誰もがなれるということですから、私とは言いませんけれども、議員の仲間においても、このような研修を受けるのもよろしいかと思いますけれども。 続いて、次に、関連として(5)の支援の輪というふうなところで申し上げますけれども、やっぱり先ほどもちょっと話しましたが、私もそういう事例といいますか、こんな記事が載っていました。 今回のコロナ禍による自殺が増えている傾向というふうなことで、女性の自殺が増えているということの中で、コロナを天災としてカウントするならば、先般の東日本の大震災や九州の大洪水というのが新しいところなんですけれども、その中で、避難生活をなさっている中で、コロナのほうがはるかに多いんです、同じ天災でも。なぜそんなに多いのかというふうなことを解説が書いてありましたんですけれども、まさに3密が原因でなっているというんです。女性は、そういう大災害のところにあっても非常にたくましくいたのはなぜかというと、情報交換がすごかったらしいんです。要は、昔でいう井戸端会議ですよ。井戸端会議をすることによってコミュニケーションを図って、悩み事を発散することによってたくましく生きてきたと。今回、コロナというのは、知ってのとおり3密として、閉じ籠もった中でとか、それが予防なんだということで、そういう中で女性が増えていったんだというふうなことなんです。 私が何を言いたいかというのは、やっぱり一人にさせないというふうな対策が本当に必要なんだろうと、こういう人たちには必要なんだろうと思ったときに、社協でもやっていますサロンや、そういう状況の中で輪をどのように、この状況の中でもどのように広げようとしているのかというのを、お考えをいま一度お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 確かに女性はいろんなところで井戸端会議をやって、特に病院とかでも結構前は、今は私も病院に行っても、なかなか高齢者の方、いらっしゃらないなというところはあります。確かに、この4月、5月の国の緊急事態宣言が出たときには、高齢者の感染が拡大してはいけないということで、市のほうの高齢者施設であったり、介護予防教室も休止にしたということがあります。ただ、今は3密を避けるということでマニュアルを作りまして、各お教室のほうには、それにのっとってやってくださいねということで、やっていただいています。 先ほど、議員のおっしゃったサロンにつきましては、確かに社会福祉協議会がやっているところなんですけれども、サロンというのはやはり歩いて行ける範囲に1つずつ設けるということでやっていただいていまして、今、3分の1ぐらいしかできていないというのは、社協のほうから聞きました。ただ、そういう中でも、例えば、電話をして様子を聞くとか、そういうことはやってくださっているようですので、そこで少しでも、あなたは独りじゃないよ、つながっていますよということで、そういう形で社協のほうもやってくださっているということは聞いておりますので、特に高齢者は独りにするとやはり鬱になったり、認知症になったりということもございますので、なるべく人とつながっているという状況をつくってあげるのが大事だと思っておりますので、そこは市のほうも電話をかけたり、やっていますし、社協のほうでも、地域包括支援センターのほうでも、いろんなところでそういう声かけをさせていただいております。 ○議長(古屋鋭治君) 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) いろいろな手だての中で予防策を行っていくというふうなことでお答えいただきましたが、コロナ禍によって、いつまで続くか分かりませんが、新しい生活様式ということで人と人との触れ合いが制限されるという中で、私たち個人が、できることをできる範囲の中で行って、私たちも努力をしたいと考えております。特に、市長には、コロナということよりもいろんな重点施策がある中で、それらに取り組んでいくことは大変なんですけれども、今はコロナ対策を最優先に取り組んでいくことを望みまして、次の質問に移りたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 二藤議員、発言中ですけれども、少しお待ちください。 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩とさせていただきます。休憩時間につきましては、13時までといたします。 △休憩 午前11時54分 △再開 午後1時00分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ会議を再開し、一般質問を行います。 午前に引き続きまして、9番、二藤議員の再質問を許可いたします。 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) では、ハザードマップの見直しについての再質問をさせていただきますが、これは成果品というのは2月で、まだ出来上がっていないものに対して質問をするのもいかがなものかなというふうなことで、少し自分としての葛藤もありましたのですけれども、聞きますと2月には出来上がるということですので、ほぼほぼ製品が出来上がっているということなので、ほっとしておりますが、中身にほっとはしていないです、聞くことに対してほっとしておるところなんですが、私の質問の中では、(1)、(2)等については対策を聞いているわけではございません。現状を、想定の現状を聞かせていただいているということで、その中で答えていただければよろしいかと思いますけれども、答弁の中で、(2)の地域の最大浸水区域とその深さ、水の深さということでお答えいただきましたが、国道414号線については一番アッパーで6メートルからの浸水が起きてしまうということで、そして、またそこに書いてある内容には狩野川が破堤した場合、この区域の全域が浸水するということで想定はされているということで、多分出来上がった製品は、きっと真っ赤っかのハザードができるのではないかなと思って、ちょっと恐ろしくも感じているところですが、私も聞いたところ、県の土木のほうで聞いたところ、柿沢川にこうやって載っていますよ、ここに柿沢川が破堤した場合、一番下の新田区域においては3メートルの津波状態が生じるだろうということなんです。これは大変なことになるなと、そういうことが起きたらばです。千年に一度ですから、今日から千年向こうという話ではなくて、千年は明日かもしれないということで、そういう危機感を持って今回質問をさせていただいてきました。 そして、質問はもう、手短に言いますと(3)の浸水区域にある指定避難場所の見直しについてということを聞きたいと思います。県内、聞けば5,000か所の避難所があるが、浸水リスクもこれは5,000か所あるというんです。本市も載っておりました、新聞に。これを見直しを必要としているというふうなことで、県では対策を進めるように勧めているということを言っておったのですけれども、本市については見直し計画はないというふうなことなんですけれども、それのないというのはどういうことでしょう。リスクを承知でしないということではないと思っていますが、ここでは垂直避難というようなことを書いてございますが、これだけの新しい取組ということですが、これが新しい取組だけですか。その辺をお聞きしたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 二藤議員が言われるように、確かにこの千年に一度、最大降雨量というんですか、最大の浸水エリアというのはかなり真っ赤っかになる想定はされております。ただ、新しい避難所を見直すというのはなかなか難しいところがございます。現時点におきましても答弁の中にもございましたように浸水エリアに入っている避難所、指定避難所は多々あります。市のほうとしましては、こちらのほうの避難所を新たに見直すことということも、見直すというか、新たに先ほど言われた垂直避難並びに市政懇談会等でもお話をしております分散避難の方法、あらゆるその避難の方法です。新しい避難の形、方法、またコロナ禍の関係もございますので、様々な避難の方法について今後、市民の皆様に説明をしていく機会を設けながら、こういったことについても説明していく所存でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) ということになりますと、具体的な対策としては垂直避難ということで、物理的対策というのはそれしかなくて、あとは自助といいますか、自分の努力によって避難の方法しかないというふうに聞こえたんですけれども、その辺はどうなんですかね。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 水害におきましては、昨年の台風19号もそうなんですけれども、ある程度進路が分かります。その中で想定し得る、昨年度は狩野川台風クラスということで想定をされていました。この中で電車等も運休をしております。この中で命を守る行動です、行政のほうのその公助につきましては、やはり限りがございます。やはり自助です、まずは命を守るということのご判断をしていただくということの中での避難を考えていただきたいとは思っております。 以上です。
    ○議長(古屋鋭治君) 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) 注意喚起しかないというふうに聞こえたんですけれども、それは実情としてそうなってしまうことならば、それはそれで仕方ないのかなというふうには思っておりますが、さて、これからの質問ですけれども、私が今回質問した一番の疑問点というか、それは(4)です。都市計画マスタープランとのこのハザードマップとのその整合性というふうなことをお聞きしたんです。これは何回か前に少しお聞きしたことも事実分かっておりますが、ただ、今回ハザードマップというのが出来上がって、その真っ赤っかな地図の中に立地適正化計画の地区があって、かつ居住誘導区域があるということの中で、どうしても私、そこにちぐはぐさを感じてしまったものですから今回出させていただいたんです。そこで、聞かせていただきますが、居住誘導区域の設定の基準といいますか、それらを教えていただけますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(守野充義君) 立地適正化計画におけます居住誘導区域の設定基準はということなんですけれども、まず、その立地適正化計画の中の居住誘導区域の設定につきましては、基本的には都市再生特別措置法の中では居住誘導区域は市街化区域内に定めることに、まずなっております。これは大前提になります。その中で居住誘導区域に含まない区域として土砂災害特別警戒区域や津波です。津波は伊豆の国市では想定はありませんけれども、津波災害特別警戒区域、それから地滑りの防止区域ですとか、あとは急傾斜地崩壊危険区域、こういったものを除くことになっております。 議員のおっしゃるように狩野川の洪水の想定最大規模の家屋倒壊等の氾濫区域、これは当然除いてあるのですが、それ以外の浸水区域は居住誘導区域に含んでおります。ですが、いわゆる災害のその危険性と現状の都市利用規制を再認識すべき区域として定めてあるところであります。区域の設定手順としましては3つありまして、1つが生活利便性が確保されている区域であること、それから2つ目が生活サービス機能の持続的確保が可能な範囲内の区域であること。3つ目は先ほども申しましたが災害に対する安全性の確保を図る区域であることとなっておりまして、居住誘導区域につきましては少子高齢化、人口減少という成熟型社会のさらなる進展に対して社会的、経済的、環境的な視点を踏まえまして、将来にわたり持続可能な都市の維持、形成を図り地域の活性化を推進するために設定しているということであります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) なかなか難しい説明として受け取ってしまったのですけれども、私が今回聞いているものはハザードマップとして聞いていて、現実起きているわけではない、想定といえども現実こうなうというふうな想定図の中で、またこのマスタープラン等においては安全で快適なまちづくりというスタンスをしたときに、そこにそのギャップを感じてしまうというのは理解していただけると思うんです。一番何を望んでいるかというと、ハザードマップに基づいたまちづくりをするというのが、地形が変わるわけではありませんから危険度というのは変わらない。でも、危険回避をすることができるならばここに対策が当然あってしかるべきであろうと思っているんです。その部分については正直言って通告外であるものですから、その部分については少し控えたと思いますが、都市計画マスタープランで言うと、さっきのお答えの中ではこういう地区であるが、これを除外してしまうとまちづくり自体が成り立たなくなってしまう。成り立たなくなってしまうためのマスタープランをだから作ったんだというのなら、これは全くおかしな話であって、マスタープランそのものを見直さないとちょっと都市計画の基本計画ではないのではないかなというふうに思ったものですから、少し警告をした意味で聞かせていただきました。また、対策の一つとなるのですけれども、水災害リスクを踏まえた防災まちづくりのガイドラインというふうなことの話をしていたのですけれども、これは具体的にどういうものをもってガイドラインというのかということをお聞きします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(守野充義君) 水災害リスクを踏まえた防災まちづくりのガイドラインということなんですが、こちらは市長の答弁にもありましたが災害リスクを踏まえた防災まちづくりと申しますのは、国のガイドラインになります。近年気候の変動による降雨量の増加や海面水位の上昇等により水害リスクの激甚化、頻発化が懸念されております。このような状況に対し治水施設の整備等のみによって地域の安全度を向上させることは容易ではなく、水災害対策とまちづくりが連携して水災害リスクの回避や軽減に取り組んでいく必要があると。こういったことから国は今後全国での取組に資するような具体的かつ実用的な内容のガイドラインを作成するということになっております。そのガイドラインができたときには、各自治体に示すということになっておりますので、こういったガイドラインを踏まえまして対策等を検討していきたいなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) いずれにしても少し長期スパンのような話かなというふうに受け取れました。 では、最後の質問とさせていただきますが、住宅支援の関係で、私もちょっと勘違いしていまして市街化調整区域、市街化区域の盛り土の制限について、どっちも同じような規制のつもりで聞きましたが、それはご説明いただいたのでよく理解はさせていただいたのですが、ただ、開発行為等のほとんど個人ではなくて区画を造って分譲等は開発行為に当たるのではないかと思うんですけれども、これを個人が行う場合、かなりの費用が係るんじゃないかと思っておるのですけれども、誘導区域、特別区域として位置づけているならば、この辺の軽減措置というのは考えられるのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(守野充義君) 先ほどの答弁の繰り返しになってしまいますけれども、先ほども言いました、国は水災害リスクを踏まえた防災まちづくりというのを今、ガイドラインを作成中であるということであります。それと、このガイドラインもそうなんですが、今年の8月に狩野川流域治水協議会というものが設立をされました。この協議会につきましては昨年の台風19号で多くの河川において戦後最大を上回る流量により甚大な被害が発生していると。このため、協議会では河川整備計画に基づく河川整備や大規模氾濫減災協議会、これは既に東部地区のほうで協議会があるのですけれども、こういった取組の方針に基づいて避難や水防等の取組を十分に共有するとともに河川管理者や関係自治体等の河川における対策、流域における対策、あとはソフト対策です、主に。ソフト対策を盛り込んだ流域治水プロジェクトと、こういったものを作成することになっております。これも先ほど言いましたように国のガイドライン、こういったものが示された中でこういったプロジェクトを作成することになるかと思うのですが、どういったものがお示しになるか分からないんですけれども、これによって各自治体においても雨水の貯留施設ですとか、先ほど言いましたように土地利用の規制の関係、こういったものも規制の緩和になるのかどうか分かりませんけれども、こういったものも示されるかもしれないし、議員がおっしゃるように家屋のかさ上げ、こういったもの、それから、もっと大規模になると移転ですとか、こういったものもガイドラインとして示されてくるのかなというふうには今考えているところでありますので、こういったものを国がある程度示しがあれば、積極的に取り組んでいきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 9番、二藤議員。 ◆9番(二藤武司君) ぜひ、それが実現化するといいですね。そのことによってここの都市計画マスター部分と浸水区域との整合性というのは多分図られてくるのではないかなと思っています。 もう終わりになりますが、私は今回この質問をするにはちょっと意図がございまして、1番の質問は、やはりまずは人の命、安全・安心をまちづくりにおいては安全で安心なまちづくりの基礎となる考え方をそこに説いたと。そして、それのことの手段としてハザード、まさに危険の多いハザードという部分を取り上げて、課題を浮き彫りにして、そして新しいまちづくりに進むんだというふうなプロセスがいいんじゃないかなと思って聞いたんです。この沿線上には何があるかというと、申し訳ないんですけれども、最終的には内水対策だと私は思っています。この内水対策をまた聞こうと思いますが、これは今日の時間の関係で聞きませんから、次の機会には内水対策を聞かせていただくことを予告いたしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(古屋鋭治君) これにて9番、二藤武司議員の質問を終了いたします。--------------------------------------- △高橋隆子君 ○議長(古屋鋭治君) 次に、3番、高橋隆子議員の発言を許可いたします。 なお、高橋議員より資料提出の申出がありましたので、これを許可しておりますのでご承知おきをください。 それでは、3番、高橋議員。     〔3番 高橋隆子君登壇〕 ◆3番(高橋隆子君) 皆さん、こんにちは。 議席番号3番、高橋隆子です。発言通告書のとおり質問します。 1、子供、若者に関わる新型ウイルス対応について。 新型ウイルス感染拡大防止策をめぐり教育現場や子供、若者の周辺で混乱が生じていると感じられます。子供たちが明るく伸びやかに学び、保護者も安心して働き続けるにはどうしたらよいか。子供たちはもちろんのこと、保育、教育現場のスタッフの安全を確保する対応を求め、以下の質問をします。 (1)学校関係の休校等の対応や保護者への連絡体制は。 (2)市内小中学各校の運動会や修学旅行の対応は。 (3)学校運営(学校生活、行事、通学等)の危機管理における共通認識は。 (4)放課後児童教室、預かり保育の感染予防対策は。 (5)スポーツ少年団等の施設利用の制限の基準は。また、練習の継続、試合や大会開催の判断基準は。 (6)成人式は密を避け、開式から3か所で分散開催する等の対策は。 2番、韮山時代劇場の貸出しは市民の文化活動を優先すべきでは。 公の施設は市民の健康増進と文化振興に利用される目的で、市民の税金で設置され、維持管理されるものです。韮山時代劇場は昨年度年間延べ2,763件の団体個人、6万4,280人が講演会や音楽会、上映会や練習会等で利用しました。こうした市民の生涯学習、地域コミュニティに不可欠な重要な拠点である韮山時代劇場が伊豆の国市大河ドラマ推進協議会により大河ドラマ館に選定され、1年以上、1年半近くになるそうですが、の期間市民は利用できなくなる予定です。韮山時代劇場の貸館機能と今後の在り方について伺います。 (1)韮山時代劇場が大河ドラマ館に選定される過程で市民への説明をし、合意を得たか。 (2)大河ドラマ館設置について韮山時代劇場以外の選択肢は。 (3)大河ドラマ館開催中利用希望者への対応は。 (4)韮山時代劇場の今後の在り方は。 3、脱炭素社会に向けた施策と森林保全(ナラ枯れ対策)について。 菅義偉首相が所信表明で2050年までの温室効果ガスの排出を実質的にゼロとする脱炭素社会実現を宣言しました。脱炭素宣言、ゼロカーボンシティ宣言をする自治体も12月1日現在で178自治体、人口にして8,206万人を超え、日本の総人口の半分以上となっています。そこで質問します。 (1)本市での炭素排出の現状と削減への取組は。 (2)環境省は来年度の予算に排出量の把握や2050年までに達成する目標設定への支援など、脱炭素に取り組む自治体への補助金を出すことで調整しています。脱炭素宣言都市を優先支援する見込みだが、本市の脱炭素宣言表明の意志は。 (3)石油や石炭を燃やすと地球温暖化を進行させる二酸化炭素が発生すると同時に酸性雨の主な原因となる二酸化硫黄や窒素酸化物の濃度が高くなる。酸性雨は森林の立ち枯れや文化財の損傷に影響する。また、近年ナラ枯れが目立つ。ナラ枯れはカシノナガキクイムシによる病原菌で樹木が枯れていく現象で、その拡大は地球温暖化が原因ともいわれる。立ち枯れが増えることで災害の危険性が指摘されるが、立ち枯れた樹木の伐採等の森林保全対策とその支援は。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) これより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 早速です。高橋議員のご質問にお答えいたします。 1、子供、若者に関わる新型ウイルス対応についてのうち、(1)から(4)及び(6)については後ほど教育長が答弁いたします。 初めに、(5)です。スポーツ少年団等の施設利用の制限と練習や大会開催の判断基準についてであります。 本市の体育施設利用の制限の基準につきましては、新型コロナウイルス感染症対策(体育・スポーツ施設)の基本的対処方針を定め、その方針に基づき施設を運用しております。また、練習の継続、試合や大会開催の判断基準につきましては日本スポーツ協会や競技を所管する中央競技団体が定めた新型コロナウイルス感染症対策のガイドラインに基づき、そのガイドラインにより判断することになります。 次に2です。韮山時代劇場は市民の文化活動を優先すべきについてのうち(1)です、韮山時代劇場が大河ドラマ館に選定される過程での市民合意についてであります。 大河ドラマ館を韮山時代劇場に選定する過程で、説明を行ったのは市の大河ドラマ推進協議会と同協議会の幹事会、市議会の全員協議会となります。市の施策を行うに当たり、直接市民への説明をし合意を得るというのはとても理想的であり、それが正しいことと思いますが、現実的には難しい面もございます。ただし、今回はとても大きな施策であり、また、利用されている方々への影響があることから、市民団体等により構成されている推進協議会及び市民の代表である市議会への説明を行い、推進協議会の承認を得るという方法を取らせていただいたものであります。 次に(2)です。大河ドラマ館設置における韮山時代劇場以外の選択肢についてであります。 韮山時代劇場以外の選択肢につきましては、8月24日開催の市議会全員協議会にて議員の皆様に説明をいたしましたとおり、アクシスかつらぎも候補として検討してまいりましたが、市街地にあり生活道路の往来の影響、駐車場の確保や広域避難所に指定されている等の課題もあり、総合すると韮山時代劇場を選択したものであります。 次に(3)です。大河ドラマ館開催中の韮山時代劇場利用希望者への対応についてであります。 大河ドラマ館開館期間及び設置・撤去期間は貸館機能を休止することとなります。この休止による影響は大変大きく、市民の皆様には本当にご不便をおかけすることとなってしまいます。利用者の皆様には貸館を休止する前に代替施設の情報提供などを行い、少しでも活動への影響が少なくなるよう努めていきたいと考えております。 次に(4)です。韮山時代劇場の今後の在り方についてであります。 韮山時代劇場は平成30年3月に策定された伊豆の国市公共施設再配置計画に基づき、文化施設の一施設として機能統合及び複合、多機能化を検討する施設として位置づけられております。今後は計画の中で再配置の手順として示した個別計画の策定結果に基づきながら、現状の文化施設としての利用の姿と併せて将来的な施設の在り方について検討してまいりたいと考えております。 次に3です。脱炭素社会に向けた施策と森林保全についてのうち、(1)本市での炭素排出の現状と削減への取組についてであります。 本市の二酸化炭素の排出量は環境省が公表しております2017年度、これは平成29年度でありますが、この実績値で32万9,000トンCO2であります。また、削減への取組につきましては、平成26年4月に策定した伊豆の国市環境基本計画内に地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域施策編)を組み込み、温室効果ガス排出量削減に取り組んでおります。本計画では家庭や事業所での省エネルギーの推進、再生可能エネルギーの導入を推進、移動手段の低炭素化、そして森林と農地の保全の4項目を重点取組としております。 次に(2)です。本市の脱炭素宣言表明の意志についてであります。かねてよりコロナ明けのオリンピック開催前に子供たちや市民に向けて気候非常事態宣言を行うことが望ましいと申し上げてまいりました。脱炭素宣言、2050年に二酸化炭素排出を実質ゼロにすることを目指すことについて、気候非常事態宣言の中に当然盛り込むものと考えておりました。 次に(3)です。立ち枯れた樹木の伐採等の森林保全対策とその支援についてであります。 ナラ枯れにつきましては、静岡県内において大変被害が増加していることは承知をしておりますが、市内の森林の現状においてはまとまった被害は今のところ確認しておりません。静岡県農林技術研究所森林・林業研究センター編集の静岡県ナラ枯れ被害対策ガイドによりますと、本市に多く分布するコナラの枯死する割合は2から3割。クヌギはそれ以下となっております。また、被害は基本的に成熟した大径木に限られ、3年から5年程度で終息するといわれておりますので、影響は非常に限定的と考えております。このことから、今後も職員による巡回や市民の方からお寄せいただく情報により状況把握に努め、近隣市町や県担当部署と連携してナラ枯れ対策について検討してまいります。 残余の1については教育長が答弁いたします。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 市長答弁が終わりました。 次に、学校関係につきましては教育長より答弁を求めます。 教育長。     〔教育長 内山隆昭君登壇〕 ◎教育長(内山隆昭君) 私からは1、子供、若者に関わる新型ウイルス対応についてお答えします。 初めに、(1)学校関係の休校等の対応や保護者への連絡体制についてであります。 当市において公立園、学校及び放課後児童教室にて新型コロナウイルス感染症の感染者が発生した場合、伊豆の国市立学校等臨時休業等の方針を定めております。当方針については当市教育委員会から新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応についてとして、保護者にも通知しております。保護者と共に共通認識することにより迅速かつ的確に対応できるようにしております。感染者が発生した場合には、該当する学校等の保護者へ臨時休校等の対応を一斉メールなどにより通知しております。 次に、(2)市内小中学各校の運動会や修学旅行の対応についてであります。 各種学校行事は教育課程において必要不可欠なものであり、学びを保証していくために可能な限り学校運営を継続してまいります。国の示す各種ガイドラインに沿って感染予防対策を講じた上でコロナ禍における新しい生活様式により効果的な学びの場を可能な限り提供してまいります。 次に、(3)学校運営(学校生活、行事、通学等)の危機管理における共通認識についてであります。 国の示す学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル(学校の新しい生活様式)では、学校運営における生活、行事、通学等の具体的な活動場面ごとに感染予防対策が示されており、本マニュアルに沿って対策を行っております。教職員だけでなく、児童生徒や保護者等に活動場面に応じた対策を校内指導やお便り等により周知しており、共通認識を図っております。 次に、(4)放課後児童教室、預かり保育の感染予防対策についてであります。 放課後児童教室や幼稚園施設で行う預かり保育についても同様に、本マニュアルに沿って感染症対策に努めて事業を実施しております。 次に、(6)成人式の分散開催等の対策についてであります。 市では各施設において示されている基本的対処方針を遵守し、3密を避け、参加人数の制限や時間短縮をした上で成人式を実施する計画であります。具体的には受付において手指消毒、体温測定、マスク着用を義務づけます。また、アクシスかつらぎ大ホールの制限人数967人に対して昨年度は590人の参加者がありましたが、本年度は保護者、来賓等の参加を取りやめ、約150人を削減した440人の参加を予定しております。 なお、式典については来賓挨拶の省略等により20分ほど時間短縮する計画であります。 これらの内容については、新成人による実行委員会を組織し打合せを重ね、例年どおり第1部の式典、第2部の地区別新成人企画を実施することといたしました。ただし、今後の新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては中止する場合もあります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 市長、教育長の答弁が終わりましたので、これより3番、高橋隆子議員の再質問を許可いたします。 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) では、先に成人式のことからいきたいと思います。 これは、実際に新成人の方やそのご家族からの声だったんですけれども、今リモートで挨拶とかそういうものは配信できますので、最初から3か所にしたほうがいいのではないかという声なんですけれども、そういうのはいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 教育委員会でもこのコロナの対応といたしまして、そういった3か所での最初からの開催、こういったものも案としては考えておりました。ただし、新成人の中に実行委員会、こちらのほうを立ち上げてありますのでその中で協議した結果、1か所で最初に式典、そういったものをやって、第2部として各旧町に分散してそこでやりたいということになりましたので、今回につきましては1か所で式典をやり、その後第2部で3か所に分かれるという方法を取っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 これは、親御さんとか保護者の方たちの人数を減らしたからアクシスかつらぎでも大丈夫だよということなんですけれども、最初から3か所であれば地域の皆さんもお祝いに行けるのではないかなと思うのですが、その辺りをもう少し、まだちょっと時間がありますので、新成人の方たち、実行委員の方たちとも話し合って対応できたらいいなと思います。 それは以上です。 次ですけれども、学校関係の休業等の対応です。11月6日の日に明日は運動会だというその夜です、急にメールが来まして、運動会がなくなりましたというようなことで、かなり現場では混乱があったのですけれども、その辺りの把握はされているのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 当然のことながら、今回のコロナの対応につきましてそういった急なこと、そういったことで学校を含めていろいろなところでいろんな対応を取ったということで、そういった混乱というのは確かにあったと確認をしております。それから、保護者のほうからも急な連絡でというようなことも学校に問合せがあったというふうにも聞いております。ただ、それに対してはいろいろな方策を取って適切に処理をしたと私どもは考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 ほかの小学校などにも後日メールが回ったんです。先ほど教育長がおっしゃってくれたように教育委員会からのメールがありましたけれども、メールの内容が何ていうんでしょう、役所の言葉というか、全然分からない感じだったんです。保護者の皆さんはただでさえ不安で情報が欲しいのに、突然そういうメールが教育委員会から来たものが意味が分からないとなると、またパニックになると思うんです。ですから、そういうメールやお便りにしてももう少し分かりやすい言葉で、それと、こうなったらこうするよというような事前な連絡というのをもっと分かりやすく、市独自のものでやっていただきたいなと思います。 今回の参考資料にもありますけれども、コロナウイルス、これ、皆さん、若い人たちは特にそうですけれども、病気が怖いというよりも感染者になって差別を受けることのほうが怖いんじゃないかなと思います。そういうことで、いろいろ差別はないと前も一般質問で聞いたときは、そういう教育をしているので大丈夫だということだったんですけれども、実際に小学校、中学校でという感染者が公表されたときに本当に広い範囲で混乱が起きていたと思います。やはりその不安な原因というのが情報量のなさというか、9月のときに私が一般質問をしたときにも国のマニュアルに沿いますとかそういう回答だったんです。だけど、ほかの市町で市町独自のマニュアルやガイドラインというものを分かりやすく説明しているところもたくさんあると思いますので、そういうものを独自に作られたらどうかと思うんですけれども、いかがでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) そういったマニュアルについては、各学校で緊急対応のそういった危機管理マニュアルというものをホームページにも載せてあります。ただ、新型コロナウイルスに関しては今のところまだ整っておりませんので、その辺の修正はまだされていないと思いますけれども、今後当然こちらのほう、新型コロナウイルス、今後もしばらくは続くというふうに思っておりますので、そういうことに関してはどういうように各学校対応しているのかというところを保護者の方たちにお示しをしていけたらなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 それで、(2)の市内小中各校の運動会や修学旅行の対応はと質問したんですけれども、運動会は延期したなりにできたと思うんですけれども、修学旅行の対応はどうだったか教えてください。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 先ほど言われたように体育祭とか運動会につきましては、何とか延び延びにはなっていたものもありますけれども、11月の終わりまでには全ての小・中学校で実施することができました。 修学旅行につきましては、小学校につきましては当初東京を目的地としたものが6校あったんですけれども、こちらのほうにつきましては山梨に行ったり、浜松に行ったり、静岡県内で済ませたりということで、行き先を変更して宿泊なしにしたりして実施しております。それから、中学校については誠に残念なんですけれども、3年生、これから受験を控えているということもございまして、そちらを優先をしたということでございます。そういったことで、中学校の修学旅行は実施ができませんでしたけれども、各生徒さんにいろいろな思い出づくりをしようということで働きかけたところ、生徒が自発的にいろいろな行事を考えて、各中学校で実施するということになっておりますので、実施した行事もありますけれども、これから3月までに実施する、そういった代替の行事もあるということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 体育祭のほうも実施できたということなんですけれども、各校によって親御さんが見に行ける人が児童1人につき家族1人とか、そういう制限がすごい厳しい学校もあればフリーなところもあるとか、また中学校の修学旅行のその代替的な思い出づくりですけれども、そのあたりも各校によって違うということで、同じ市内なのに同じ子供たちを持つ親が、隣の学校はできてうちの学校はできないとかという、そういう声も聞かれるんですけれども、なぜ、その辺を統一しないのかお尋ねをします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) そちらのほうが当然同じ市内にあるからということで統一するかどうかという、そういうことの観点で言えば統一するべきものではないというふうに教育委員会では考えております。それにつきましては、当然いろいろな学校の運営につきましても各学校に委ねられているということで、基本的には代表であります校長、そういったものの判断が優先されます。そういったことで、当然こちらのほうにつきましても、各学校の感染予防対策を十分に考慮しながら実施をしているところでございます。学校の規模やそういった運動場の広さ、そういったものによってどうしても同じ方法で人を入れるというのがそぐわない、そういったケースもありましたので、画一的に保護者は1家族2名までだよとか1名だよということは学校のそれぞれの規模、それから会場の広さ、そういったもので変わってくるというところはご理解をいただきたいと思います。 それから、学校のやる行事につきましても、それぞれやはり生徒の自主的ないろいろな考えを取り入れたほうが教育的にはいいのかなということで、今回につきましては学校ごとに違うということがございました。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 これから国のほうでは緊急非常事態宣言を出したとしても一斉休校は考えませんとか、GOTOトラブルですか、トラブルではなくてトラベルですけれども、GOTOキャンペーンも延長するかというような、ちょっと世界には恥ずかしいようなことをしている日本ですけれども、そういうことで一斉休校は考えませんという方針も出ているかと思うのですが、その新しい、学校の新しい生活様式のマニュアルの中にもありますけれども、なんかこの決定権というのは学校設置者ですよね。ですから、休校とかそういった判断も学校設置者と、つまり教育委員会だと思うんですけれども、決めることになりますので、もう少し情報を、情報というかその親御さんたちにもこうなったらこうします、こうだから安全ですという、そういう情報を出していただきたいなと思います。 アメリカの米国疾病予防管理センター、CDCですね、そちらの3つの原則の中の1つも地域決定の原則というのがあって、学校保健は自治体、教育委員会の職務権限であって地方教育行政だということなので、こちらの判断というか責務は重たくなってくるとは思いますけれども、的確に情報を出していただきたいなと思います。 放課後児童教室や預かり保育のことですけれども、現場の先生方、そして子供たちは本当に感染予防をよくやってくださっていると思います。個人の努力は本当に目いっぱいやっているということで、3密を避けるとか手指消毒とかそういうレベルではなくて、環境改善というのが必要ではないかなということで質問させていただきました。特に学童に関しては、今までの設置基準と違って3密を避けるということではかなり密ではないかなと思うんです。そのあたりの変更も考えたほうがいいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 文科省のほうでも、確かにそういったコロナのこういった状況の中でありますので、30人学級の必要性は検討しているということで、そういった面積的な要件も随分変えていかなければいけないという観点に立っております。当然市の教育委員会もそういった考え方は持っております。定員数を減少しなければいけないのかとかということにも議論が及びますので、そういったことも踏まえて今検討をしておりますが、学校に今空き教室がほとんどないというところが現状でございまして、こういったことを一つ一つ課題をクリアしながら当然密にならない方策というのを考えていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 国のやっているGOTOキャンペーンなど、あと国がやろうがやるまいが市でやるといった1万人宿泊キャンペーンですけれども、そういうことをやって、結局感染が広がって子供たちに迷惑がかかっているというか、本当そういう循環になっているかと思います。GOTOで旅行に行けるのは本当に余裕のある方たちですよね。エッセンシャルワーカーといわれる介護、そして医療従事者の方たちというのは仕事はなかなか代わりがいなくて休めません。そして、その子供たちは学童や預かり保育に預けなくてはならない。そこの学童や預かり保育で働いている人たちも本当に危険、危険というかそういう覚悟で働いてくれているわけです。その放課後児童教室の先生方というのは会計年度任用職員でパートなんですよね。そのあたりの職員の待遇というか、そういうものも考えなくてはいけないと思います。制度的にもう少し放課後児童教室、預かり保育などの先生たちというかスタッフに手厚いそういう制度というのは考えられないでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 今高橋議員が言われたことにつきましても、教育委員会でも十分その辺の会計年度任用職員の方たちに対する負担が大きくなっているというところを感じております。そういったことで、定期的に学童の連絡会を開催しまして、各学童教室の対応等の共通認識を今は図っておるところでございます。日常の状況を定期的に学校教育課の職員であるとか、教育委員会で訪問をして確認をするとともに、各学校長にお願いをしまして、教職員による教室の様子も見守りも今はお願いをしているという対策を取っております。今後はそういったことで常駐というか、そういった職員の配置も検討をしていかなければならないと思っておりますけれども、今の現状ではそういった学校教育課とかそれぞれの学校の先生方に見てもらうということで、今はそのことを処理として考えてやっております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 教育の面ではこのコロナの出口としては、やはり少人数学級やそして職員、教職員の定数の改善などそういうことも、やはり考えていかなければいけないのではないかなと思います。 次に、3番の脱炭素社会に向けた施策の…… ○議長(古屋鋭治君) 高橋議員、少しお待ちください。 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩とさせていただきます。再開は14時10分といたします。 △休憩 午後1時55分 △再開 午後2時10分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 引き続き一般質問を行います。 引き続き高橋議員の再質問を許可いたします。 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) では、3番の脱炭素社会に向けた施策について行きたいと思います。 この私の通告を出したのが11月18日ですけれども、その翌19日、国会衆議院で気候非常事態宣言を決議し、その次、20日には参議院でも決議されました。国を挙げて地球温暖化対策に取り組む決意を示すための宣言ということで、イギリス、フランスなどヨーロッパを中心に1,000を超える国や自治体が表明しています。まさに昨日ですけれども、静岡市は昨日ゼロカーボンシティ宣言をしました。ニュージーランドもしました。そういうことでですけれども、ちょっと気候非常事態といってもピンとこないかもしれないかなと思って参考資料ですけれども、この今日本ではどんな影響が出ているのという、教えて地球温暖化という資料があります。こういうことで、農作業をされている方なんかは身近によく分かっているとは思うんですけれども、お米のことです。あと、柿や温州ミカンなんかにも影響があります。イノシシ、そしてウイルス、新型ウイルスです。それから竹林の北上というのも言われていまして、どんどん竹林が北上してきて荒らしていく。それから川の流域、流量というかそういうのも変わっていくということで、本当に身近にいろいろな被害、もちろん台風や大雨などありますけれども、気候危機が迫って、迫ってというかまさに気候危機の中にいます。ということなんですが、まずナラ枯れですけれども、御殿場市は森林譲与税を使って間伐伐採などをしてくれるという話を聞いたんですけれども、そういう使い方はできないのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) 森林環境譲与税を使ってナラ枯れの補助というようなことについては、可能だというふうに考えてはおります。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) では、どうやって申請というか、すればいいのか少し教えてください。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) 今すみません、私が申し上げたのは森林環境譲与税の使い道として、ナラ枯れの補助金等への活用ができるかということの意味では可能だと思いますが、議員もご存じのように本市ではそういった補助制度についてはまだ設けてはおりません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) ですから、そういう補助制度を設けませんかという話なんですけれども、ぜひ、住民の窓口というか、その調査ぐらいはやっていただきたいなと思います。 ゼロカーボンシティに入りますけれども、静岡市は静岡市議会の緑の党会派やフライデー・フォー・フューチャーの若い人たちが粘り強く訴え続けてきた成果だと思いますけれども、ゼロカーボンシティを昨日宣言しました。 我が市ですけれども、気候非常事態宣言の中に入っているからいいというんですけれども、これは別な意味だと思いますが、その2つの宣言の違いというのは分かっているのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) 私の中での認識というのは、今回のゼロカーボンシティの関係については2050年までに脱炭素社会を目指すということの宣言、それから気候非常事態宣言というのは先ほど議員のほうからご紹介をいただいたように、全世界でいわゆる気象の異常が発生をしていると、そういったことに対処するために、特に温暖化というようなところに、両方ともそうなんですけれども、目を向ける中でいろんな項目を脱炭素宣言よりももう少しいろんなものの宣言をしていくというような内容になっているのかなというふうには思っております。そんな形で認識をしております。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 それは部長の認識なんですけれども、気候非常事態宣言というのは国際的な宣言であって、脱炭素宣言というのは日本の環境省に対するアピールという宣言なんです。その2本というのは違うもの、別物なので、気候非常事態宣言と同時に2本立てで宣言していただきたいと思いますが、市長、いかがでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) 答弁の中にはこの中に盛り込んだほうがよいのではというふうに、これは考えました。話合いを持ったわけでございますけれども、別々にやるほうが明確ということは存じております。そうしましょう。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 別々なほうがいいとかではなくて、別のものなので国際的な機関に申請するものと日本の環境省に申請するものと2本立てでやっていただきたいということです。 昨日ニュージーランドの若い40歳の女性の首相ですよね、コロナでもすごいリーダーシップを発揮しましたけれども、あの方も気候非常事態宣言を本当に強く宣言しました。そういうところも参考にしていただきたいなと思います。 それでは、次のドラマ館のほうに行きたいと思います。 まずは、11月19日に市民への説明会というのが開かれましたけれども、これは市民の方々からの要望に応えた形で行政が開いたということで、ということは市民への説明が不足していたのではないかと思われるのですが、その辺りの認識はどうでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) その件につきましてですけれども、今回の一般質問で多くの議員の方が大河ドラマ、大河ドラマ館という形の質問が多く出ています。ちょっと長くなりますけれども、それまでの経過等を復習させてもらってお答えします。 まず、7月5日に大河ドラマ鎌倉殿の13人伊豆の国市推進協議会が設立しました。その構成としましては、36団体42名、その36団体は静岡県、警察、地域、教育、文化、観光、商工、交通、旅行、飲食、報道、あとゆかりのお寺です、あと議会、行政とその42名で構成します。 目的としましては、地域、民間、行政と連携し地域の活性化を様々な施策により実現するということです。 そうしまして、その次です。7月22日、観光協会、商工会、伊豆長岡温泉旅館協同組合、そこの3団体から大河ドラマ館設置に関する要望書というのが出されました。この内容は、新たな地域振興を図るための旗印としてくださいということと大河ドラマ館及びその周辺で地場産品の販売、新たなおもてなしによる観光誘客ということです。 それを受けまして7月27日、市の行政経営会議、部長職ですけれども、それによって市の方向性を大河ドラマ館の設置に関する方向性を検討しました。その内容としましては、まず財政的な面から新設、仮設、既設のどれでいったらいいのか。あと、市民への影響、渋滞、避難所等があるかどうかなどの住民への影響、関連史跡へのアクセス状況、駅からの距離、大型バス、自家用車の駐車場の状態、先ほど言われました要望書があったような物販飲食への展開というようなことで、市の方向性としましては韮山時代劇場ということで承認をされました。 そして、今度推進協の幹事会、10名で構成される幹事会で8月20日幹事会にかけました。そして、そのようなことを総会にかけるというような内容の検討をいたしました。 そして、8月24日議会全員協議会でこのような行政経営会議で諮ったような内容等を説明をいたしました。 そして、10月7日に推進協議会によって諮りまして承認したというような経過で、今後といたしましては確かに11月19日に利用者の説明会を、説明会というか意見を伺ったというようなことなんですけれども、そのときの出た意見は当然文化活動が衰退してしまうとかそういう意見もありましたし、コロナで疲弊しているから進めてくださいという意見もあったり、いろいろありました。そのときは韮山時代劇場を使っているような皆様ですので今回は1日、2日の事業ではないので、1年半というようなことで困るというようなお話も多々ありました。そのような意見、また、この間、11月28日に友好都市交流協会で150名ぐらいが集まってくれて講座をやっていただいたのですけれども、その中で、私、どんな状態かなと思って後ろにいたんですけれども、やはり一生懸命、ご高齢の方も一生懸命うちの学芸員の説明に耳を傾けてメモを取ったり、隣の方はNHKが今度ここが放送されるからしっかり勉強しなきゃねとか、大河ドラマ館ができるんだってね、期待しているよなんていう話を耳にしました。 そのような11月19日に利用者を中心とした説明会でいただいた意見やドラマ館設置を期待している皆様の意見等を踏まえて、これからこの市議会と全員協議会と推進協に提出してかけた資料は同じなんですが、その中にも比較した中の韮山時代劇場では部屋の箇所ですけれども、映像ホール、大ホール、リハーサル室1、2と書いてありますけれども、これは検討の中でありますので、これからどのような調整ができるか、調整していかなければならないと思っています。それが全部、全部今まで利用してくださっている皆様の思うようにはいかないとは思うのですけれども、市としましても歩み寄って、歩み寄ってというのも変ですけれども、どこで落ち着くのか、できることはしたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 それの推進協議会36団体ですけれども、これは市民団体の代表ではなくて、あくまでも推進するメンバーだけなんです。その推進するメンバーだけが話し合っても、その反対というか、ほかに意見があるだろうというようなそういう審議にはならないような気がしますが、なぜ大河ドラマ推進協議会の会長というか、トップが市長なんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) それは、推進協議会で諮りました。それで推選され、市長が会長ということを承認されました。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 では、推進協議会の中で諮って市長が会長になったということですね。 それで、議員は何をやっているんだとよく聞かれるわけです。それで、議会の全員協議会に説明をした、報告をしたということで言われるんですけれども、別に議会のほうに、こうするけれどもどう思いますかということは聞かれたことはないと私は思っています。とても合意を得られているとは思えないんですけれども、これから何回か説明会をするとか、その交渉、交渉というか、するということは計画はしているんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 今予定されているのは、19日に意見を多く出されていた団体の方と明日打合せを、協議を、協議というか調整をいたします。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) その明日協議をするというその団体の意見を聞いて決めるということですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 1回では決まらないと思いますので、その意見を、最終的にはこの決め方というのは行政経営会議、幹事会、議会全員協議会、そして協議会というような流れは変えませんので、内容、ここの場所でこのようなことをやるというようなことは、その手順で踏んでいきます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 補足ですか。 では、補足で副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 今、まちづくり政策監のほうからプロセスのほうを話をさせていただきましたが、まずもってこのドラマ館をどこに設置するかということの協議につきましては、まず、市がどうこうというのではなくて、伊豆の国市として一番どこがいいのかというところの観点に立たないと、施設というのは当然定まらないと思います。というのは、当然新設、仮設で新しく造ってというのは、当然経費的なもので多くかかるということがありますから、当然最初のスタートの段階では既設の施設を使わざるを得ないというのがまずスタートでございます。 そうした場合に、既設の施設の中で使えるところはどこなのかというふうな協議でいきますと、地理的なところ、場所、それからアクセス、駐車場を完備しているかとそういういろんな項目の中で、まずはそこをもってどこが一番ふさわしいかということをまず定めていかないと、最初からこの施設どうでしょうかという話の中で利用者の話をお伺いしますと、これは正直言って全ての施設が利用する団体がいらっしゃいます。当然その韮山時代劇場もそうですし、アクシスかつらぎもそうですし、そのほかの施設もそうでございますので、まずはそこに最初から入ってしまうと、とてもじゃないけれどもまとまりのつくものではないと思っております。ですから、市ではなくて伊豆の国市としてどこが一番ふさわしいのかというのをまず大局的な中からいろんな項目の中で決めさせていただき、そしてそこが一番ふさわしいであろうということを皆さんに、その各議員さんにも説明し、最終的に協議会のほうで承認をされたという形になります。 ですので、そこから今度はその利用者に対してやはり説明をし、しっかりとご意見を聞きながらどこまで利用できるかということをこれから丁寧に説明し、また、内容について協議をしながら進めさせていただくということのスタンスでおりますので、その辺はご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 ですから、現在利用している団体に、協議会に諮る前に一段階相談をするということも必要だったのではないかなと思います。 それで、韮山時代劇場にするとしましてもどの部屋を使うかということが分からないことには話が進まないんですけれども、全館、全てではないということなので、その辺り、どの辺りを考えているのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 今検討しているのは、全員協議会とか協議会にかけた資料であります大ホール、映像ホール、リハーサル室1、2、日だまり広場、廊下が候補地ですけれども、先ほど何回も言っていますように、これから協議が必要だと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 補足ですか、市長。 それでは市長。 ◎市長(小野登志子君) 少しお答えさせてください。 この、どこにするかということでは江川邸とか反射炉とか、それから江間の北条寺さんとかいろんなところが挙げられたわけですけれども、それぞれに一長一短があるわけでありまして、そういう中から韮山時代劇場ではどうか、韮山時代劇場案が浮上してきたわけであります。私もここは自分も活動してきたところでありますから、その稼働率はナンバーワンであり、文化活動が盛んに行われているというのはよく存じていたところであります。そこで、この大河ドラマ館に使用するというところの考え方が少し私は違っているところがありました。と申しますのは、この歴史文化活動です、これも言ってみれば。市民の文化活動とこの大きな最新式といいましょうか、この文化活動、こういうものを一緒に体感してみたらどうかという思いがありました、これは。ですから、この市民の文化活動をされる方たちもこの日本の最新技術を誇るNHKエンタープライズの芸術作品の展示についてとか、そういうものも大いに勉強になるのではないかという思いがありまして、この特に韮山時代劇場ではまずいというような考えは持っておりませんでした。 そこで、この可児市のドラマ館に行ってまいりましたときに、やはり大きなホール、大きなホールは2つ使っていたわけです。それぐらいでよろしいのではないかと、この大きいホールがほしいというのは、やはりコロナ禍でありますから、ディスタンス取れるようなところがなければならないというのが2年後としましてもそういう考えを持ちまして、映像ホール、そして大ホール、これは使わせていただく、その代わりこの映像ホールの代替としましてはアクシスかつらぎのホールがございます多目的ホール、それから大ホールにつきましては講演その他を行うのはアクシスかつらぎ大ホールを使っていただければいいのではないかということで、当初この2つ、それから道です、街道に扮したらいい、その13人が歩いたであろう道です、こういうもの、そして鉄骨のある広い段々のステージ、それから日だまり広場、こういうものを縦横に使っていろんな形でこのパフォーマンスを見せたり展示を見せたり、さらにはこの特殊な技術による映像等を見せていただけたら、来られたお客様たちはそれなりに感動するのではないかと思ったわけです。 では、そのときにこの文化活動をされている皆さんがどこでどう稽古をするかということも私は考えておりました。当初私はその辺りにおきましては、この伊豆の国市が誇る市民の文化活動をも皆さんにお見せしたらよい、それから一緒にやっていったらよい、お互いに勉強し合うことが大事だと思っていたわけですので、大きなホール2つ、それから空間です、そういうものは利用していただいて、さらにこの皆さん方の活動はそのまま続けていただきたいと思っていたわけです。このことは私は最初から申し上げておりました。そして、その市民の皆さんがプレミアムデイにはこのお客様に何らかのサービスをしていただいたり、交流を持っていただいたらどんなにすばらしいかと思っていたわけであります。 しかしながら、そのあまりにも大勢の方がお客様として見えたときに大丈夫だろうかという懸念が、やはりこの職員のほうからあったわけでございまして、ここまでのところで、まだはっきり決めてはいなかったわけであります。当然のことながら映像ホールの上の和室、それからその他の小さいお部屋がいっぱいありますよね、ああいうものはこの市民に使っていただく、また、子供たちが屋上で遊ぶとかそんなところであったらいいのではないかと思っておりまして、特にこの市民合意につきましてはお話合いをすればお互いに分かり合わなければいけないし、譲り合っていただきたい。そして、少しでもこのNHKのこういう風も当たったほうがその後の芸術活動、文化活動にもプラスになるのではないかという思いがございまして、この韮山時代劇場案ということを市長としましてはこれは決まった、これは事務局で決まった案を承認していただいたわけでありますけれども、積極的にやっていくべきだというほうに私は思っておりました。これがここまでのお話でありまして、では、その2つの大きなホールです、それ以外をどう使うかということは、これからのお話になりますので、それは11月19日にお話し申し上げ、これは本当に心からお願いをしたわけであります。 とりあえずここまで、また後ほどお話しさせていただきます。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 11月19日の説明会のときに市長が普段着のドラマ館とおっしゃった、そのシーンは先ほどの説明でよろしいでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) それが私はとても大切だと思ったわけです。 この多分にNHKエンタープライズにしろ、また、ほかの業者さんにしろ、この光と音とこういうものを用いた、ちょっとあっというようなものもあるのではないかというときに、素朴な市民の活動プラス最も新しい映像その他が一緒にこの皆さんにお見せすることができれば、一番すばらしいのではないかと思いました。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。
    ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 その時点では思っていたのでしょうけれども、結局のところはドラマ館来場者への安全性や貸館利用者への影響等を考慮しながらということで、リハーサル室1、2は多分市民には開放されないのではないかなという話の流れだと思うんですけれども、いかがでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) まだその決断は出ておりません。ですから、ここはしっかりと皆さんと合意形成、また、意見を聞いた上で結論を出したいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 そもそもと言ってはあれなんですけれども、ドラマ館はNHKのためにやるというか、NHKのそのドラマの番組の宣伝のためにお金をかけるという、そのコマーシャルに市の税金をかける、それが一過性の、一過性ではないとおっしゃってもその場では一過性のお金が何億円か要る、その数億円という話を簡単にされるんですけれども、例えば1億円というのは1,000万円が10個ですよ。100万円が100個、10万円が1,000個。ボランティア団体や市民団体、そして文化活動をしている方々、本当に手弁当で市のため、市民のために頑張ってくれている団体の方たちはたくさんいるんです。そういう中でぽんと一部の人たちで決めて、そして、文化活動の拠点である韮山時代劇場を取り上げるわけではないんですけれども、そういうことをするというのは、ちょっとやはり、もう少し丁寧な説明が必要ではないかなと思います。 それで、代替施設をということなんですけれども、簡単にその代えられるということはないと思います。例えばあやめ会館ですけれども、稼働は330日、年間。2万3,595人が使っています。韮山改善センターにしては335日で2万2,485人使っているということで、では、じゃ、韮山時代劇場を使っていた人たちがあやめ会館や改善センターに行ってくださいと言ったときに、またそこで予約が取れないとかそういうことで市民の分断につながるようなことになってはいけないと思うのですが、その辺りが安易に考えられていないかと質問します。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) まず、NHKのためにやる施設ではないということは断言しておきます。そういう意味ではなくて、これは先ほど言いましたようにこれを起爆剤として地域経済、また、その活性化をするためのハブという形の中で、それによって人が来ることによって地域が潤ったり、活性化につながるということでございますので、目的はそういうところにありますので、決してそのNHKのためにやるということの考え方は一切持っておりません。それと、今言った代替施設ということについては幾つか案がありまして、ただ単純にアクセスかつらぎだとかあやめ会館だけと言っているわけではございません。いろんなその施設としては、例えば公民館だったり、またそれからほかの施設、また、ホテル、旅館さんでもそういった施設もございますし、そういったものも総合的に考えながら、できるだけご意見も聞いた上でできることを考えていきたいと思います。 ただ、目的はですから地域活性化ということでございますので、そこには当然市の税金を使うわけですから、それはもちろん皆さん、その活動されている方は大変いらっしゃいますけれども、その方だけではなくてふだん使っていらっしゃらない方も全部市民は全てですから、当然市民全体の中の利益につながるということを考えないといけないと思っています。そんなスタンスでもって考えていますのでご理解いただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) では、補足で市長。 ◎市長(小野登志子君) たくさん使っております。例えば映像ホールですけれども、これは20回年間使う団体、30回使う団体、こういうのが10くらいあります。しかしながら、1回というのが70くらいあるんです。これはいろいろな、何ていうかな、商工会関係の総会を開くとかそういうものでありまして、ですから、1回にこの使っている方、年間ですよ、そういうお方はあやめ会館を利用していただくとか、アクシスかつらぎの中にもこの研修室はいっぱいございます。会議室もあります。今まで使っていなかったところを、やはり使っていただきたいと思うわけです。そうしますと、かなりいい形で皆さんがお使いいただけるようになっていくと思いますので、これはやはり、しっかり話合いをする必要があると思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 11月19日の説明会でですけれども、市長が何か非常にショックだった、施設を使えない人たちもいるという発言があって、その辺りがよく分からなかったのですが、どういうことでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) お答えをいたします。 私も、ここを使うに当たりまして原木、四日町、あるいは周辺の方々、私の知らない人にお聞きしてまいりました。ここをこの大河ドラマ館として1年半ぐらい使ってしまったとき、どう思いますかということを私はちゃんと聞いて回ったわけですけれども、大抵の方が私たちは使用したことがありませんと。それは、その抽せんでということもありますでしょうけれども、使いたくてもと言っていたかどうか、それは分かりませんけれども、使用したことがありません。ですから、やはり、そこでちょっと皆さんお怒りになるかも分からないけれども、ごく一部の方たちだけで使っているのではありませんかという、そういうご意見を幾つもお聞きしたということも、これは事実でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 公の施設は住民の福祉を増進する目的がありまして、なんですか、市の税金で造られて運営されているものですから、市民はみんな使えるんです。ですから、その使っていない人がいるからというのがちょっとよく分からないですけれども、初日の梅原議員の発言にも、一部の固定化した団体のために市民が負担を強いていると。公共施設に対してこういう思いがあるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 当然その市民の活動を別に否定しているわけではございません。活発な方については一生懸命それを利用されて、いろいろ市民の活動をされているわけですから、決してその方たちがどうのこうのという話ではございません。ただ、利用されている方、全く利用されていない方もいらっしゃる中で、当然市の税金を使うということにつきましては、一律にやはり、その方たちのご意見も伺わなければならない、そういう立ち位置に市はあると思っておりますので、そこは平等に意見を聞き、また、考えなくてはいけないというスタンスで思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 補足ですか。 それでは、市長。 ◎市長(小野登志子君) この11月19日の話合いにおきましては、どうして利用者、使用者にお互いに話合いを持たなかったのか、説明を先にするべきではなかったかという、そういう問いがございましたので申し上げたわけであります。したがいまして、その問いがあった、それのお答えとしてこういう方もいらっしゃいますよということをお伝えしたわけでございますので、どうか誤解のないようにお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 市長の発言はかなり誤解を生んだと思っています。 それで、平成27年ですけれども、大仁の市民会館がまだあるころです。そのときの利用者数が2万8,048人でした。それから、令和元年、くぬぎ会館ですけれども、1万6,106人になっています。半分とは言いませんけれども、ほぼ半分に近い利用者の半減があります。このことについてはどう思いますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 それでは、3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 代替施設ということで、利用者の代替施設ということの関連で伺います。 大仁の市民会館からくぬぎ会館になったときに、利用者が半減したということをどう分析しますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) その当時そのことはしっかり調べております。約120団体の方たちが大仁市民会館をお使いになっておられました。その中で、大仁の周辺、田京周辺の方たちに関して見ますれば、ご高齢の皆さん、料理教室をやっておられて、ここが一番稼働しておられましたけれども、もう3階まで歩けないよというお話も伺っておりました。その120団体を調べましたところ、全く驚きましたけれども、それが悪いということではありませんけれども、市外の団体が半分以上だったわけであります。そういうことも、市外の団体の方も、やはり同じように受け入れなければならないことは当然でありますけれども、ほとんどが伊豆市の方が多かったんです、団体といたしまして。そうしますれば、くぬぎ会館というのは伊豆市に近いものであるから、そこでそこをお使いいただけたらどうかなということで、今でもやはり、伊豆市の方々もお使いいただけていると思っております。事前にそこは調べさせていただきました。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 それで、ドラマ館の話なんですけれども、本当に歴史の町にしようと、私は大河ドラマが来てくれることは本当に歓迎しているんです。ドラマ館を造る、着地点を造らなければならない、ハブを造らなければならないということも理解しているつもりです。実際に岐阜のほうに行ってきた体験もありまして、やはり拠点があって、そこから動くということはよく分かります。でも、何でしょう、その歴史が重層的に重なっていて、ここの伊豆の国市は山木遺跡から幕末までずっと本当に歴史のたくさんある町なんです。本当に歴史の町にしよう、伊豆の国市をアピールしようというなら、自分たちで歴史館というものを造って、そこをドラマ館に貸す、1年。そこをずっと使う。歴史館として。そういう考えってないのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 今の質問は、新設で歴史館を造ったらどうかということでしょうか。 そうですね、今は公共施設再配置、なるべく新設のものは造らずというような考えの下、確かにその市の方向としましては、方向というか目指すものは歴史の町というのでありますけれども、この新たに歴史館を建てるというようなことは、この維持管理、コストの面からちょっとどうかなというのと、あと、今回の大河ドラマの放映には間に合わないというようなこともあります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 補足ですか。 補足で、じゃ、副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 先ほど高橋議員も、そのハブとしての機能ということでお話をされて、そこについては理解されているという話でございますが、まさにそれが今ある居ぬきの韮山時代劇場で、それができれば一番その経費的なことも安くなる、その中でそこが一番いいだろうということの中でそこをまず、承認決定をさせていただいたという経過がございますので、新たに造るということについては、そこで初期投資がまたかかるわけですので、その後のその場所の問題もあり、それから今の韮山時代劇場を活用するということと別に考えるとなると、時間的な余裕もありませんし、やはり韮山時代劇場をハブとしての機能で使うという考え方の中で済ませていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 歴史のまちづくりといいましても、やはり市民が大河ドラマが来ることはいいんだけれども、このコロナで本当に大変なときに、市はこれで1億円、2億円、3億円って、それはどういうことなんだろうって、市長や市政、行政はどこを向いているんだろうと、そういう反感を買ってしまっては本当に歴史のまちづくりというのが後退していくのではないかということが恐れられるわけです。長崎県の松浦市は元寇サミット、松浦市は元寇のまち、元寇って、蒙古襲来したところです。まさに執権の北条政村、北条時宗という人たちが活躍した舞台なんですけれども、ここはもう、本気で市民一丸となって市独自で、市民総出でムーブメントを起こしていると。そういうことで、本当に歴史の町にするのでしたら、こういう一過性のNHKエンタープライズのためだけのものではなく、本当にずっと使えて歴史も重層的に学べる、郷土史料館のように子供たちも、地元の子供たちも学べる、そういうつながる歴史館というものを考えていかなければいけないのではないかなと私は思っています。 貸館システムのことなので、あまり通告から外れられないのですけれども、この文化協会です、先ほどの市長の大仁市民文化会館の話もありましたけれども、やはり皆さん高齢化になっていると思います。それでも集まって文化活動をしている、そういうことで文化協会もだんだん数は減っているんです。コロナで外出自粛になって、なかなか外に出ることができない、そういう方たちもいます。コロナの影響でヨーロッパなんかでは、やはり芸術に対して日本人と全然違いますから、ドイツなんかではコロナの優先支援では一番上の優先順位だというくらい芸術を支持しているわけです。芸術文化は人間の本当に必須栄養素であってなくてはならないものだと思います。この辺りは小野市長が一番よく分かっていると思います。アマチュアや市民による芸術活動、文化活動、今この状況だからこそ市がバックアップして支えて、お年寄りの外出支援もコロナ対策をしながらバックアップをしていく、そういうことをしなくてはいけないと思うのですが、この貸館について、では、今後の在り方ですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) このここに至るまで、コロナが一時静かになったときにこの文化活動をされている方たちに、やはりこの辺りでこのディスタンスを考慮しながら、そろそろ始めてはいただけませんかと、そういうお話はいたしております。それはしかしながら、やはりこの団体の皆さんがとてもコロナを怖いと、これは当然です。この体と体がぶつかり合うようなこの活動でありますので、それは少し遅れてしまったようなわけですけれども、やはりこのコロナのこの期間があまりにも長いために、やはり本当に気持ちの上でつらくなってきていらっしゃるというのはよく分かります。先ほど二藤議員が、やはりこのコロナの影響でうつ病まではいかなくとも大変寂しい、つらい、不安だという思いを持っていらっしゃるそういう方たちが、やはり稽古をすることによって、ふだんの稽古をすることによってよみがえっていくのは一番大切なことだと思っております。文化活動に、では、こういうときどういう支援をしたらよいかということですけれども、今のところお仕事、飲食、その他の皆さん方のことで、そちらに今関わっておりますけれども、これからはどんなふうにしていくかということで、私といたしましてはこの大河ドラマ館にぜひとも協力をしていただいて、また違う世界も見ることもいいのではないかというふうには感じているわけです。笹原議員も昨日参加型、体験型のドラマ館であるべきだというふうにおっしゃってくださいました。そういう中から、やはり支援というものも探していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 それでは、韮山時代劇場の今後の在り方ですけれども、個別計画、アクションプランの中で合意形成を図るということなんですが、もし、ドラマ館になった場合、その間に個別計画を練っていくということでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 市長の答弁の中でも一部あったと思うんですけれども、今後韮山時代劇場、アクシスかつらぎ、あやめ会館、韮山農村環境改善センター、大仁市民会館、この5施設につきましては、どちらかの文化施設に1か所に統合して複合化するという計画が公共施設再配置計画の中でうたわれております。その中で、今年度でありますけれども、来年度は当然ワークショップ等を開きながら、あるいは先ほど来言われております住民説明会、これも開きながらということで、これも計画書の中に丁寧な説明をし、決定しなさいということになっておりますので、こちらにつきましては公共施設再配置計画の順序にのっとって進めておりますので、来年ストップということはございません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 文化施設再配置計画検討事業基礎調査委託料131万円というのがあるのですけれども、これで個別計画を令和2年度から委託しているというんですけれども、委託されているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 現在、今年度です、来年度個別計画をつくる中で、何もない中で皆様ワークショップでやってくださいなんていうことはできませんので、今年度、その基礎調査といたしまして委託で調査をしております。 大きな内容といたしましては、公共施設再配置計画策定のために使用した対象施設、部屋ごとに集計した利用状況データ等を使用しまして、重複状況や空き状況を明確化する。その明確化したものから課題事項、調整事項等を具体化するという、最終的に長岡総合会館、韮山文化センターそれぞれにモデル図等を作成して検証を行うとともに個別計画策定の書を提案していただくというものが主な目標となっております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 韮山時代劇場のほうは建物を、この貸館で利用していた人たちはほかのところで活動ができるから、これで建物を解体してほかの目的に転用しようかなという話があるんじゃないかといううわさが流れているんですけれども、その辺りの真偽はどうでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 昨日ですか、副市長が答弁いたしたとおりです。市長の思いはあるようですけれども、私も一切聞いたことがございません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) では、皆さん市長の思いだけということですね。 まとめですけれども、公の施設というのは地方自治法244条で住民の福祉を増進する目的であり、地方自治体は住民が公の施設を利用することを拒んではならない。不当な差別的な取り扱いをしてはならないと定められています。住民の皆さん、利用者の皆さんがこれから議会にも請願を出します。要望書も市長のほうに出すと思います。こちらから有志の、議員有志も要望を出したいと思いますが、これをしっかりと真摯に受け止めて回答などをしていただきたいと思いますが、その辺りはどうでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 高橋議員に申し上げます。 ただいまの内容は通告にございませんので、別の質問に替えてください。 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 高橋です。 そういうことで、そうですね、副市長が柴田議員の回答の中で、ご意見は伺いますが基本的なことでぶれることはありませんとおっしゃったんですよね。市民の意見を聞いて計画を変更する、それからいろいろな調整をするということはするべきであると思いますので、その辺りはしっかりと受け止めていただきたいということでお願いしました。 ちょっと時間が余っているんですけれども、先ほど聞き忘れた大事なことで、気候非常事態宣言と脱炭素宣言ですけれども、いつ宣言しますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) もともと気候非常事態宣言についてはオリンピックの開催に向けてというようなことでお話をしているところですので、先ほど市長のほうから脱炭素宣言について少しコメントがありましたけれども、基本的にはそれに合わせて、その中でやっている自治体も幾つもありますので、そんな形を今は考えているところです。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) 気候危機は待ったなしの問題でありまして、その辺りは昨日のニュージーランドのアーダーン首相が言った演説などをもう一回聞いていただきたいなと思いますけれども、世界では若者たちがストライキをしていますが、気候危機に関してです、今はバースストライキというのも、非常にショッキングなストライキがあります。もう、私たちは未来に子供を残しません。出産しませんというストライキです。小野市長は助産院でということで、初日にそういうお話をされましたけれども、これは本当に待ったなしの話なんです。市長、もう少し早く、年内中に宣言するということはいかがでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) 部長、計画できますか。すぐに。準備しているそうですので、準備ができ次第挙行をさせていただきます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 3番、高橋議員。 ◆3番(高橋隆子君) もう既に御殿場もやっています。御殿場は世界遺産、富士山の麓エコガーデンシティというのを打ち出してやっています。そういうことで、先進例はたくさんありますし、もうひな形もできていますので、ぜひ、それをやって、そして、最後に一つ、脱炭素だからといって原発を稼働するようなことをせず、脱原発もお願いいたします。 以上で終わります。 ○議長(古屋鋭治君) これにて3番、高橋隆子議員の質問を終了いたします。 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩とさせていただきます。休憩時間につきましては、15時20分までといたします。 △休憩 午後3時05分 △再開 午後3時20分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 引き続き一般質問を行います。--------------------------------------- △小澤五月江君 ○議長(古屋鋭治君) これより11番、小澤五月江議員の発言を許可いたします。 11番、小澤議員。     〔11番 小澤五月江君登壇〕 ◆11番(小澤五月江君) 皆様、こんにちは。 議席番号11番、いずの国未来、小澤五月江でございます。 令和2年12月定例会におきまして発言通告書のとおり質問いたします。 1、市の花アヤメを市民と協働で育成する考えについてです。 伊豆の国市は平成18年12月22日に市の花はスミレとアヤメ、市の木はナギと制定されました。制定された花や木に対してはそれぞれの願いが込められております。アヤメの花に関連しては全国市町村あやめサミット連絡協議会に加入しており、令和元年7月現在では12都道府県の自治体で構成されております。毎年各首長が開催地を訪れ、会議や情報交換などで親睦を深めております。この全国市町村あやめサミット連絡協議会会則の目的にアヤメを慈しむ自治体がアヤメの調査研究及び市町村の交流を促進し、アヤメを通じた個性豊かなまちづくりに寄与することを目的とするとあります。あやめサミットに加盟されております自治体をホームページで拝見しますと、アヤメの花にちなんだイベントが市民と共に盛大に開催されております。しかし、伊豆の国市ではアヤメに関わりのあるあやめ御前をしのぶ源氏あやめ祭りが開催しておりますが、アヤメの花を主としたものではございません。アヤメの花が町に咲いているところが市の花として存在感があると考えます。2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、大河ドラマ館に多くの観光客が訪れると予想できます。お出迎えの準備のためにもアヤメの花を市民と協働で育成しませんか。 そこで伺います。 (1)全国市町村あやめサミット連絡協議会加盟市町との交流はどのようにされておりますか。 (2)市の花アヤメが町に見かけない理由はどのように考えますか。 (3)今後市民と協働でアヤメ園を造成し整備していく考えは。 (4)市の花として意識向上のためにもアヤメを1家1株育成する考えは。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) これより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) いよいよ最後のご質問となりました。よろしくお願いいたします。 小澤議員のご質問にお答えします。 初めに1、市の花アヤメを市民と協働で育成する考えについてのうち、(1)です。全国市町村あやめサミット連絡協議会の加盟市町との交流についてでございます。全国市町村あやめサミットでは年1回、加盟している12市町の首長による交流事業が行われております。本年度は茨城県潮来市で開催される計画でございましたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い中止となりました。サミット開催地には会場において加盟自治体の紹介パネルの展示やチラシの配架を行っております。また、サミット開催時以外においても大規模イベント開催時にポスターや観光パンフレットの送付などを行うことでそれぞれ加盟市町が協力してお国自慢観光宣伝に努めております。災害時には全国市町村あやめサミット連絡協議会会則に基づき、災害時における相互応援に関する細則を制定し、災害時の物資提供などの相互応援や支援を行うこととしております。 次に(2)です。市の花アヤメが町に見かけない理由についてであります。以前は城池親水公園内で植栽しておりましたが、もともとアヤメが自生していたところでもなく、むしろ土地が適していたものではありませんでした。また、イノシシによる被害、2年から3年に一度の株分け等の手間や環境など、育成が余りにも困難であったため絶えてしまった経緯がございます。市の花であるアヤメを市内で見かける機会が少なくなったことは大変残念に思っております。時折街角、それから浮橋の神社の前などに大変美しいアヤメを見かけ、はっとすることもございますけれども、アヤメの花、いいですよね。 次に(3)です。今後市民と協働でアヤメ園を造成し、整備していく考えについてであります。本市においては花咲く伊豆の国推進協議会を平成28年7月に設立し、花と緑にあふれる美しいまちづくりを市民と共に推進しております。アヤメ園の整備につきましてもこれまでの取組結果を踏まえ、アヤメの植栽に適した土地の選定、育成方法について調査・研究から始めたいと思っております。 次に(4)。アヤメを1家1株育成する考えについてであります。花に詳しかった故中野政策顧問の発案により、花咲く伊豆の国推進協議会において1家1花、1つの家に1つの花、一家一花運動を本年度より行っております。家庭で花を育て愛でることは生活の中に安らぎと潤いを得ることができるものと思っております。今年度は花の品種をマーガレットに統一し、1,147株のマーガレットを育てていただいております。今後は市の花であるアヤメも普及に努めてまいります。 以上でございます。ありがとうございました。 ○議長(古屋鋭治君) 市長答弁が終わりましたので、これより11番、小澤議員の再質問を許可いたします。 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 11番、小澤です。 ご答弁をいただきましたので、再質問させていただきます。 このあやめサミット連絡協議会のアヤメの花を通じて年1回お互いの加盟自治体の紹介をされるという交流事業ということで理解しました。しかし、今年はコロナ禍の中、中止となったということでございますが、予定では当市では令和5年に開催予定でしたが、今年延びたので令和6年ぐらいに開催されるのかなと思います。先ほど答弁の中で災害時における相互応援に関する細則も制定され、支援を行うということが答弁にございましたが、今までそのような何か実績はございますでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 平成23年3月11日、いわゆる3.11といわれる東日本大震災のときに宮城県の多賀城市というところがあるんですけれども、ここに人的あるいは物的な支援をしております。人的支援につきましては、本市の女性職員を1名派遣して、伊豆の国市の建設業協会におかれましては重機を持ち込んで被災ブロック塀等の解体、撤去等を行っております。物資的支援につきましては災害用毛布でありますとかアルファ米、飲料水、土のう袋、ブルーシートなどを送っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) まさにこのあやめサミット連絡協議会の大きなこの災害のときにも会則がある中でお互いにそのような交流ができたということは、本当に喜ばしいことだなと思っております。伊豆の国市ではアヤメに関わる源氏あやめ祭を観光事業として行っておりますが、観光客の中では源氏あやめ祭のときにはアヤメの花が咲いていないねということはよく耳にしますが、アヤメの花は5月に咲くわけです。源氏あやめ祭は7月なので、源氏、先ほども言ったようにあやめ御前の供養なんですけれども、来る方はもう、アヤメというお花がイメージにあるものですから、本来の目的、アヤメの花を通じていくことが私はこれからはいいのではないかなと思い、今回の一般質問をしたわけでございます。それで、先ほど花咲く伊豆の国推進協議会は、経済環境部の所管で、あやめサミットのほうが観光部局なんです。それで、今後やはりそのアヤメの花という位置づけを考えますと、連携を持ってこれからやっていく必要があるのかなと思いますが、その点についていかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) このことについては、やはり花のおもてなしというような側面が十分にございますので、そんな中で市外からの観光客の皆様、こういった方々のおもてなしの一環としても捉えているところがございますので、その中で、やはり連携を取ってということの中で進めるということの必要性については感じているところでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 次の質問にも関わるんですが、ぜひ、これはあやめサミットと花とは別ということはなく、連携を持っていくことがあやめサミットの位置的なものとしては、やはりいいことだなと思いますので、ぜひ、そういう連携を持って、横のつながりを持ってやっていただきたいなと思います。 それには2つ目の市の花、アヤメがまちから見当たらない理由というところにかかってくると思います。それで、先ほど答弁の中で、ご回答の中で城池親水公園、私もそこに行ってみたことがあります。しかし、あそこは土地柄も日が当たるのも、それからアヤメに適していなかったのかなと思っております。それで、イノシシによる被害、また二、三年1度の株分けもなかなかできなかったということでございます。先ほど市長が、浮橋の神社のところには見えたと。私もアヤメの花に関しては、やはり大門橋のところから今、一市民の方が一生懸命ブロックのところに植えていただいていたり、それからあやめ御前広場というのが源氏山にあるんですけれども、あそこのところにも腐葉土を使って一生懸命実践してアヤメの情報を与えて、広報にも写真で載ったりとか、一市民がそれぞれ努力してやってくれていたんです。そこが見えなくなったというのは、原因は何かということを私はちょっと追及していかなければいけないのかなと思っておりますが、その点についてどのように考えますでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) やはり、そういった方々に対する支援というか、そういった形のものも当時は、というか今まであまりなかったのかなというふうには思っております。そんなことで少し反省をしているところもあるのですが、先ほど来お話が出ております花咲く伊豆の国推進協議会、こういったすばらしい組織がございますので、そういった組織を通じて、それを母体にして今後は市民の方々のそのアヤメの支援なんかについても少し検討してきたいなというふうには思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 11番、小澤です。 アヤメの花ですけれども、私たち先輩議員が自らそのあやめサミットのところに行って、株をもらってきたりとか、それから国道414号のところの個人の畑のところにショウブとかいろんなものを植えたという、そういう先輩議員のお話もお聞きしますと、あ、これは本当に市の花としてのアヤメの存在を位置づけるには、やはり市民が一体となってやっていかなければならないなとつくづく私は感じました。それで、先ほど経済環境部のほうからもちょっとそういうふうなところで目を向けて、アヤメの花の育成に目を向けていかなかったことが中途半端になってしまったんだというお話も伺いましたが、今後市民と協働でアヤメ園を造成していく、整備を考えていくお考えはというふうに伺ったんですけれども、やはりホームページで見ますと、潮来市とかいろんなところがアヤメの花で、アヤメといってもショウブとかカキツバタとかいろいろあるわけです。アヤメの開花は5月の1週間だけなんです。そのあとにショウブとかカキツバタがあるんです。それが継続してされて、それで7月にお祭りという形でやっているようです。近隣では隣の町でもショウブの庭園があったりしますので、そこにはやはり、何でそういうふうにしてなってしまったのかというと、やはりアヤメの花に対しての知識とか、それから育てようということが推進されていなかったというふうに思っております。やはり、アヤメを育てるには適した土地とか育成方法とかそういう調査・研究を始めたいというふうに先ほど答弁にありましたけれども、何か具体的な考えが、今後、あれば説明をちょっといただきたいと思うのですが。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) 先ほど答弁の中で、市長のほうからの答弁の中でも、絶えてしまった理由の一つに非常に手間がかかると。維持管理に手間がかかるというところを少し理由として上げさせていただいております。私も実際に自分が育てたことはないんですけれども、これまで携わってきた職員のほうに話を少し聞いてみました。そんな中で二、三年すると株分けというようなことをしなければならないと。それをしないと次に花を咲かせてくれないということの中で、この株分けの作業が特に手間がかかるというようなお話を聞きました。そんな中で、やはりこの事業については進めていく上で、やはり技術を持っていらっしゃる方々を少し募るというような形で市民の皆さんに少しお声がけをさせていただく、そんな形の中で一緒に取り組んでいかなければとても市だけではできません。経費をかければというところもあるのですが、やはりそこは少しずつ市民の方々と一緒に市の花であるこのアヤメを育てていきたいなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 11番、小澤です。 今部長がお話しいただいたとおりだと私も思っています。そこで私は市民と協働でということで、私は提案を今回させていただいております。 アヤメのこの花のことについて、私はずっと気になったものですから、アヤメの花とか、アヤメの花だけじゃなくて、そういうやっている方たちにいろいろ市民の方に聞いてきました。それで、アヤメの花、伊豆の国の市の花って何と聞いたときに、10人中8人が何だろう、キンモクセイ、モクセイ、モクレンとかスミレだったかなとか、やはりそれだけ浸透されていないんです。しかし、旅館組合さんのはっぴであったりいろんな面ではその紫という色が、伊豆の国の何かカラーではないかなと私も以前「ことりっぷ」を作ったときに旅館組合の女性部の皆さんと伊豆の国の色は何だろうと言ったときに、一番みんなが紫と。アヤメをイメージしているんです。それで、芸妓の皆さんのあれもあやめ座とつけているわけです。 そういうことを考えますと、全くアヤメが消えているわけではなくて、やはりアヤメというものは一つのシンボルかなと思うんです。そこで、やはりそれを形にしていくにはどうしたらいいかという中で、先ほど答弁があったように、やはりアヤメを育てる知識や経験や知恵のある方が、やはり市の中、市民の中にいっぱいいらっしゃるんです。そういう人たちにお知恵を借りて、力を借りて協働ということで私は、やはりお手伝いする方々を募集して、やはりそのアヤメの育て方を教えてほしい、それから協力するよ、市の花が咲いていないなんておかしいよと言っている人たちにもお声をかけて、ぜひ、市民と共に私はやっていきたいなと思っております。 あやめサミットに加盟しております潮来市ですけれども、年間1,300人の方たちがアヤメ園の整備に参加されているんです。しかし、ここにも高齢化があり、新しい人たちをということですので、やはりそこには学生であったり、そういういろんな人たちを、年齢を高齢というかそういうのに変えずにやっていくことがいいかなと思いますが、このアヤメ園です、これを私はすぐにやれるかといったら、なかなか難しいのではないかなと思いますが、その点どうでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) 現に今おっしゃっていただいたように、いきなりそのアヤメ園というところからスタートするというのは非常に難しいかなというふうに考えております。これは、先ほど2番目のご質問にありましたように絶えてしまった理由というところで、もともとその自生をしていたものではないというようなこともあるのですけれども、やはり大々的に最初からというところはなかなか難しいのかなというふうには思っております。ですので、進めていく上では先ほど議員のほうから大河ドラマの関係もお話もございました。ですので、それに向けて、まずはできるところから進めていきたいというふうには思っております。その中で一気にアヤメ園というところまでは現実的には無理かなということで、現在は進めていけるところからということで考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、市長。 ◎市長(小野登志子君) 付け加えさせてください。 千葉のほうのあやめサミットに行ったときのことです。さんざん歩きましてその現場に行くんです。そうしましたところ、大きな畑が幾つも連なっておりまして、咲いてしまった花、枯れているところ、それからその今咲くところとか幾つかに分かれておりましたけれども、ちょっとそのアヤメ園には程遠く、サツマイモ畑とかジャガイモ畑にこの葉っぱの茎が散らかっているような感じもしまして、本当に美しいアヤメ園が1か月続いてくれればいいんですけれども、そこが非常に難しい、周りが汚くなっちゃうんです。というところで、やはりちょっとクエスチョンマークがつくのかなと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 今、いろんなアヤメ園をするのに大変だということは私も承知しております。でも、諦めるわけにはいかないんですよね、やはり。そこで、先ほど調査研究をするという中で、やはりアヤメの花というものに、やはり皆さんしっかりと覚えてというか、知ってほしいんですけれども、アヤメの性質というものを知るということが大事だと思うんですけれども、やはり伊豆の国市のそのアヤメ園を造れではなくて、やはり公園であったり、それから市民の農園です、市民の農園、なんかまだ、区画全部埋まっているわけでもないし、ああいうところも日当たりがいいと思うので、そういうところも利用してやってみることもいいのではないかなと思って、じゃ、アヤメ園ができないからどうしたらいいかということで、私の提案としては、やはり意識向上にもつながるアヤメの花を1家1株、1家1株育成する方向に向けたらどうかという提案を私はさせていただきたいと思います。 答弁にございました故中野政策顧問がマーガレットラインを作りたいということも私も伺って、すごいなと思っていたら本当に一気に国道414号のところはばっと、それから国道136号線にも咲いております。そういうものというのは本当に来る人にこの町の何か象徴というか、あ、本当にこういうおもてなしというか、そういうことがすごくつながるなと思っております。 それで、アヤメの花って意外と高いんです。そこで提案なんですけれども、市長はそのあやめサミットのほうに行かれます。伊豆の国市も源氏あやめ祭もやっておりますけれども、アヤメの花がなかなかということですね。来年度は潮来市でできればいいんですが、そういうところであやめサミットの皆さんに伊豆の国市に株を分けていただけないかというご提案をぜひ、していただいて、アヤメの株を買うのも高いですから、そういう協力もぜひ、そういう提案をなんかできないでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 私も昨年、南アルプス市のほうに市長の代わりにあやめサミットに参加させていただきました。参加する中で、いろんなアヤメの花をまちづくりといいますか、まちの象徴として、それによって人を担うというような事業をされているところはたくさんありました。いろんなその参考になる事例がございましたので、当市としてもアヤメの花が市の花ということになりますので、一気になかなか、その普及というのはなかなか難しいと思いますが、一つ一つ今言った1家1株のご提案もございましたので、あやめサミット、来年参加することができましたら、またその辺の部分、皆さんからもご意見を聞いて、もし、ご提案できるものがあれば、またその辺につきましてもしっかりとお話をさせていただきたいなと思っています。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) ぜひ、皆さんにアヤメを、株を分けていただければ本当に、予定では令和6年ぐらいに伊豆の国市でも開催する予定ですので、ぜひ、それまでに育てばいいなと思っております。 それで、アヤメは日の当たる場所が、それが一番の条件なようでございます。やはり、水はけのいい、肥料、それで地に植えるものと鉢に植えるものとは育て方が違うんです。やはり育て方、注意すべき病気とかそういうものがありますので、そういうものと一緒に配布をすれば1家に1株配布すればいいのではないかなと思うんですけれども、そこですぐに、じゃ、土はどうするんだ、何、じゃ、鉢まで用意するのかというふうな意見も出てくる方もいらっしゃると思います。そこで、やはりリサイクルセンターに多分プランターとかいろんなものが多分あるのではないかなと思っております。それをリサイクルをして、そしてうちの農土香、農土香をつけて、そうすればその株もいただけるのか、購入するのか分かりませんけれども、そういうふうにして知恵を出して、お金を出さずにでも、お金を最小限にしてでもできることってあると思うんです。それが私は市民と一体となった、これはやはりおもてなしの心を養うものだと思っております。そういうことにも目を向けていくことを提案したいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) 今いろんなご提案をいただきましてありがとうございます。いただいたご意見も踏まえる中で、もちろん進めさせていただきたいなというふうには思っております。現在、少しご紹介をさせていただくと、農土香の堆肥については公共花壇についてはもちろん使用をさせていただいているところです。いずれにしても、大きな声では言えないのですが、一度ちょっと失敗をしてしまったというところもあるものですから、そのときの反省なんかも踏まえて少しずつ最初から大がかりなものではなくて、ただ、仕組みづくりをきちんと考える中で広めていけるような方法を先ほども申しましたように、そういった知見をお持ちの方々、そういった方々のご協力もいただきながら、また、花咲く伊豆の国推進協議会という組織もございますので、そういった組織の方々にもご相談をする中で、いい方向を見出せればいいなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 大変部長のほうから前向きな答弁をいただきました。 ぜひ、市民のやはり知識のある方を募集する、やはりそういう知識のある方に教えていただくということが大事だと思います。2022年に大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放映がされる中、多くの来場者がお見えになります。ぜひ、アヤメの花で、お出迎えのできる、おもてなしができるということが今から準備をしていかなければ間に合わないかなと思います。今、コロナ禍の中、不安におびえ、安心・安全を願っている今だからこそお花の力が心を癒してくれます。アヤメの花言葉はよい便り、メッセージ、または希望と言われております。市の花アヤメを市民と一体となり育てる環境整備ができることを願いまして、私の質問は終わりにしたいと思います。
    ○議長(古屋鋭治君) これにて11番、小澤五月江議員の質問を終了いたします。 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩とさせていただきます。 この休憩中に市民の方から請願書が出されましたので、請願書の配付をさせていただきますので、自席でそのままお待ちください。 それでは配付をお願いいたします。 △休憩 午後3時53分 △再開 午後3時54分 ○議長(古屋鋭治君) それでは、休憩を閉じ、会議を再開いたします。 ただいま皆様のお手元に請願書を配付をさせていただきました。この請願書は、令和2年11月27日に伊豆の国市議会議長宛てに提出がされました。 なお、この請願書の取扱いにつきましては、昨日12月2日に開催されました議会運営委員会におきまして総務観光建設委員会に付託することの承認を受けましたので、ご報告をいたしますのでご承知おきをください。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(古屋鋭治君) 以上で本日の会議日程は全て終了いたしました。 お諮りいたします。議事の都合のため、明日12月4日から12月14日まで休会といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 異議なしと認めます。 よって、明日12月4日から12月14日まで休会といたします。 次の会議は12月15日火曜日午前9時より再開し、付託案件に対する各常任委員会の委員長報告を行います。この席より告知します。 本日はこれにて散会します。 お疲れさまでした。 △散会 午後3時55分...